この記事では、「よくよく」と「ゆくゆく」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「よくよく」とは?意味
将来のことを考えて、自分が今すべきことは何か考えてから行動することを「よくよく」と言います。
中途半端な考えで行動してはきっと問題が起こるだろうと不安に感じた人は、今一度やるべきかを考えて行動に移すべきだと考えたとき、よくよく考えるとやめておいたほうがいいと判断したことを伝えて、事前に問題がありそうなことからは手を引くといった状況のとき相手に気持ちを伝えるのです。
他に適当なやり方がないので、どうしてもこのやり方でいくという自分の判断を伝えるときも使います。
「ゆくゆく」とは?意味
未来について考えるとき、このようなことを体験するだろうと人に伝えるとき「ゆくゆく」と言います。
漢字では行く行くと書くように、この先にはこのようなことが起こるので、こうした方がいいとアドバイスするわけです。
このようなことが起こるかもしれないので、今から自分が何をすれば問題に巻き込まれないかを考えておく必要性があると相手に伝えて、忠告するときに使うわけです。
長期スパンを考えて将来はどのようにしたいか自分なりに考えておけば、願望も現実のものになると思わせて、やる気を高められる言葉でもあります。
反対に、後になって悪いことが起こるかもしれないので、今のうち対策しておいた方がいいと伝えておくのです。
「よくよく」と「ゆくゆく」の違い
「よくよく」と「ゆくゆく」の違いを、分かりやすく解説します。
あとから自分がやったことをひどく後悔しないためにも、「よくよく」考えたうえで行動することが大事と伝えるときに使われています。
的確な判断して、自分が納得してから行動するということが大事であると伝えて、失敗がないように注意を促すのです。
もう一方の「ゆくゆく」は、いつか夢が現実のものになるだろうと相手に予測して、やる気を出させるために使われています。
近い将来、自分が考えていたことが叶うので、その時のために今から準備しておくといいという気持ちを伝えて、前向きに頑張ってもらうため行動に移させるのです。
「よくよく」の例文
・『成功させるためには、よくよく考えて行動に移すことが大切だ』
・『よくよく考えれば、上司の言っていることには矛盾がありすぎる』
「ゆくゆく」の例文
・『ゆくゆくは従業員に自分のやっている仕事をすべて任せようと考えている』
・『社長がゆくゆくは秘書として働いて欲しいと熱い気持ちをぶつけてきた』
まとめ
どちらも2つの文字を繰り返し使うことで、言葉を強調できます。
どちらを使う方が今の状況なら正しいかを考えてから使ってみるといいでしょう。