この記事では、「タンパク質」と「炭水化物」の違いについて紹介します。
タンパク質とは?
タンパク質とは三大栄養素の1つで、人の身体にとって欠かせない栄養素です。
20種類のアミノ酸が鎖状に多数連結してできています。
アミノ酸の種類や組み合わせによって形状や働きが異なります。
人の身体にはあらゆる部位にタンパク質が存在しており、その割合は15~20%程になります。
筋肉や骨、皮膚などもタンパク質でできていますし、酵素やホルモン、免疫物質などもタンパク質でできています。
タンパク質が不足すると、筋力が衰えてしまったり皮膚につやがなくなる、爪がもろくなるといったことが起こります。
炭水化物とは?
炭水化物も三大栄養素の1つで、体内で吸収されるとエネルギー源となります。
炭水化物には糖質と食物繊維があり、消化されてエネルギーとなるのは糖質で、食物繊維は消化されません。
また、糖質は単糖類がつながったものですが、幾つつながっているかによって単糖類・二糖類・多糖類に分類されます。
単糖類には、ブドウ糖や果糖などがあります。
二糖類にはショ糖や乳糖などがあり、多糖類にはでんぷんやグリコーゲンなどがあります。
糖質は、脳や筋肉などの細胞が活動するためのエネルギー源として使われます。
ただし、過剰に摂取すると中性脂肪に変化して体に蓄えられてしまいます。
それが肥満の原因にもなることもあります。
タンパク質と炭水化物の違い
タンパク質も炭水化物も三大栄養素の1つですが、体の中で担う役割には違いがあります。
タンパク質は筋肉や皮膚などの元になる栄養素で、炭水化物は体の細胞を動かすエネルギー源になる栄養素です。
タンパク質は肉や魚、卵、大豆などの食品に多く含まれます。
炭水化物は米やパン、麺類、いも類などに多く含まれます。
まとめ
筋肉や皮膚など体を作るのに欠かせないのがタンパク質で、体の細胞を動かすエネルギー源になるのが炭水化物です。