小学校や中学校の音楽の授業ではいろいろな楽器の演奏をしましたが、小さなものではリコーダーやハーモニカ、鍵盤ハーモニカのような楽器、打楽器ではタンバリンや小太鼓、大太鼓、そして木琴もありました。
この記事では、「木琴」と「マリンバ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「木琴」とは?
「木琴」とは、学校の音楽の授業などで使用される木製の打楽器で、オーケスとなどで使用される「シロフォン(xylophone)」と同じものを言います。
調律された長さの異なる多くの木片を並べて、マレットと呼ばれるばちで叩いて音を出します。
「マリンバ」とは?
「マリンバ」とは「marimba」をカタカナで表記したもので、音階を奏でる木製の打楽器の一つで、オーケストラなどでも使用されます。
プロが使用するものは2段になった50以上の木片と大きな反響管を持っています。
「木琴」と「マリンバ」の違い
「木琴」と「マリンバ」の違いを、分かりやすく解説します。
日本語の「木琴」は、前述のように「シロフォン」のことであり、「木琴」=「シロフォン」を「木製の音階を奏でる打楽器」と捉えるならば、「マリンバ」は「木琴」の一部と言えます。
しかし、オーケストラの楽器としては「シロフォン」は「マリンバ」とは違うもので、同時に「木琴」も「マリンバ」は違うものということになります。
「シロフォン」と「マリンバ」の大きな違いは音域と、それに伴う大きさです。
音域で言えば「シロフォン」が3オクターブ半で、「マリンバ」は4から5オクターブです。
まとめ
パーカッション、すなわち打楽器と呼ばれる楽器の中には、ドラムのように音階のバリエーションが無く、リズムを刻むことが主な目的のものに加えて、ここで紹介した「木琴」や「マリンバ」のように様々な音階が奏でられるリード楽器として演奏できる種類のものもあります。
叩いて演奏するという意味では、これらは打楽器なのですが、音色も発生の仕組みも、どちらかというとピアノに近いとも言えます。