この記事では、「チェロ」と「ウッドベース」の違いを分かりやすく説明していきます。
「チェロ」とは?
「チェロ」は、ヴァイオリンから派生した楽器で、低音域できれいな音を出す大型の楽器です。
ヴァイオリンは、高音域と低音域にてきれいな音を出すことができる楽器ですが、「チェロ」はさらに低音域で安定した低音を出すことが可能な楽器になります。
ちなみに、「チェロ」にも派生がありまして、高音域も補いたいという欲張りな考えから生まれたのが、「ヴィオロン」という楽器で、普通は、ヴァイオリンのような弦楽器は、弦が4本なんですが、ヴィオロンは5本とすることで高音域も補う改良が施されました。
「ウッドベース」とは?
「ウッドベース」は、和製の楽器を意味する言葉で、実は、コントラバスのことです。
なぜ「ウッドベース」と呼ぶかですが、電気を動力源にしたエレキベースという言葉が日本では使用されており、木材のみで音楽を奏でることから、「ウッドベース」という言葉で日本では、コントラバスという楽器を「ウッドベース」と呼んでいます。
「チェロ」と「ウッドベース」の違い
両者の違いは、祖先となる楽器が異なります。
「チェロ」はヴァイオリンが祖先ですが、「ウッドベース」は、祖先が実ははっきりしてません。
と言いますのも、最も大型化したヴァイオリンが祖先だということまでは分かっているのですが、もっとも大型化したヴァイオリンのもとの原型がよく分からないので祖先が分からないのです。
なので、両者の違いはヴァイオリンが祖先の大型の弦楽器が「チェロ」で祖先が分からない大型の弦楽器が「ウッドベース」になります。
まとめ
「チェロ」については、ヴァイオリンを改良していく過程で低音を重視するには?という結論から生まれたのが「チェロ」になります。
しかし、「チェロ」は低音が得意ですが高音が苦手という問題が生まれ「チェロ」から派生したのがヴィオロンです。
そして「ウッドベース」は、実はコントラバスのことで、祖先についてはわかりません。
一応一番デカい弦楽器が元であるということで、ヴィオローネだろうとされているんですが、祖先については不明です。