「双方」と「相方」の違いとは?分かりやすく解釈

「双方」と「相方」の違いとは?生活・教育

この記事では、「双方」「相方」の違いを分かりやすく説明していきます。

「双方」とは?

「そうほう」と読み、関係するものの両方のことをいいます。

右と左、あっちとこっちの関係のことです。

また、一対となり関係し合う両方という意味もあります。


「双方」の使い方

人にも組織などに対しても使えます。

人に使う場合には、喧嘩をした二人に対して、「双方の言い分をよく聞く」などといいます。

「双方の国の同意により、裁判が行われました」などと、組織や国に対して使うこともあります。


「相方」とは?

「あいかた」と読みます。

一緒に物事をする相手のことをいうほか、客から見た相手の遊女のことをいうこともあります。

遊郭では、「敵娼」と書く場合もあります。

現在では、漫才などのパートナーや、配偶者や恋人のことを指すことが多くなります。

また、「相方」が転じて「愛方」ということもあり、この場合にも恋人や親友などのことを指します。

「相方」の使い方

パートナーや恋人などのことを呼ぶときに使います。

「うちの相方は猫舌なんだ」などと、使います。

また、遊郭などに通っているときに、目当ての女の人に対して、「相方は、お梅という」などと、使います。

「双方」と「相方」の違い

「双方」はあちらとこちら、両方を指すのに対し、「相方」は、相手のことを指します。

どちらの言葉も、セットになっているものに対して使うことが多くなりますが、「相方」は、パートナーや恋人など、非常に親しい仲を指すのに対し、「双方」は、親しくない場合もあります。

「双方」の例文

・『壊してしまったものは、双方納得の上、弁償することに決まりました』
・『双方の言い分を聞いて、裁きをくだします』
・『男と女、仲良く付き合っていくためには、双方の歩み寄りが必要です』

「相方」の例文

・『相方と出会ったのは、飲み会の席でした』
・『大好きなお笑い芸人が、相方と別れてつまらなくなりました』
・『夫は最高の相方だと信じていましたが、違っていました』

まとめ

「双方」は、一対のものの両方を指し、「相方」はパートナーのことをいいます。

役立ててみてください。