この記事では、「メロディー」と「伴奏」の違いを分かりやすく説明していきます。
「メロディー」とは?
ある音の高さや長さを持ったいくつかの節が連なり、リズムを伴って進行していく節の繋がりのことを「メロディー」と言います。
日本語では「旋律」と言います。
メロディーライン、カウンターメロディー、といった音楽用語としても使われています。
「伴奏」とは?
「伴奏」は「伴」+「奏」の熟語ですが、「伴」には「ともなう、仲間、釣り合い」といった意味合いがあり、「奏」は「奏でる」という意味があります。
このように、「ともなって奏でる」というニュアンスであることから、メロディーに対して釣り合いを取った演奏のことを「伴奏」と呼びます。
「歌」に対して伴奏を行うことを「歌の伴奏」、また、ピアノによる伴奏のことを「ピアノ伴奏」、そして、楽器がギターに変われば「ギター伴奏」、目の前で人が演奏してくれる伴奏を「生伴奏」などと呼びます。
「メロディー」と「伴奏」の違い
音楽には、三大要素という大切な構成要素があります。
それは、「メロディー、リズム、ハーモニー」です。
つまり、メロディーは音楽の重要な要素のひとつであり、音楽のメインとも言えます。
対して、「伴奏」はこの三大要素に含まれていません。
ですから、「伴奏」は音楽の性質を決定づける要素ではないことが分かります。
伴奏は、メロディーを引き立たせる役割を持つものです。
伴奏に合わせてメロディーを奏でることによって、メロディーの持つ雰囲気や味わいをより楽しむことが出来ます。
また、伴奏の手法にも多くの種類があり、ピアノやギターによるソロ伴奏はもちろんのこと、バンド演奏やオーケストラ演奏による「伴奏」も存在します。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
音楽の三大要素である「メロディー」と、その「メロディー」を引き立たせる役割を果たすのが「伴奏」であることが分かりました。
日本人に馴染みの深い「カラオケ」も伴奏形態のひとつと言えるでしょう。