「マンツーマン」と「ワンツーマン」の違いとは?分かりやすく解釈

「マンツーマン」と「ワンツーマン」の違いとは?専門用語・業界用語

以前は、習い事といえば外国語やお花などが中心でしたが、最近では例えば、プログラミング、音楽制作、イラストなど専門性のある様々なことが対象になっています。

そこで役に立つのが一対一の学習です。

この記事では、「マンツーマン」「ワンツーマン」の違いを分かりやすく説明していきます。

「マンツーマン」とは?

「マンツーマン」とは、「man to man」をカタカナで表記した言葉で、「一対一で学習する」ということを表します。

人と人とが対峙しているということから使われるようになったと思われますが、英語の「man to man」は実際には違う意味で、「腹を割って話す」という意味になります。

一対一で学習する場合に使うのは「one on one」で、顔を見ながらというニュアンスなら「face to face」になります。


「ワンツーマン」とは?

「ワンツーマン」とは、おそらく「one two man」をカタカナで表記したものなのでしょうが、実際にはこのような表現は日本語でも英語でも、さらに別の意味としても存在しません。

つまり、間違った表現なのです。


「マンツーマン」と「ワンツーマン」の違い

「マンツーマン」「ワンツーマン」の違いを、分かりやすく解説します。

結論から言ってしまえば、前述のように「ワンツーマン」という言葉は正式には存在しないもので「マンツーマン」の言い間違い、あるいは勘違いです。

なぜこのような間違いが起こったかは様々な考え方ができますが、一番納得できるのはボクシングの「ワンツーパンチ」に引っ張られたのではないかという事です。

まとめ

この記事では「マンツーマン」「ワンツーマン」に関して説明してきましたが、このように似た語感の全く違う言葉が使われるようになるという状況は頻繁に起こります。

特にことわざのように日常の言葉と離れていると起きやすく、例えば「とりつく暇がない」は、正しくは「とりつく島がない」なのです。