この記事では、「カサゴ」と「ガシラ」の違いについて紹介します。
カサゴとは?
カサゴとは、カサゴ目フサカサゴ科に属する魚のことをいいます。
日本の近海から中国や台湾、フィリピンなど太平洋西部の暖かい海域に分布しています。
頭部が大きいのが特徴で、笠をかぶっているように見えることから「笠子(かさご)」という名前がつきました。
カサゴは成長すると、体長が20~30㎝程になります。
体の色は赤色や黒褐色など様々で、個体や成育環境などによって異なります。
頭部や鼻、目の上、耳、額などに棘があります。
カサゴは食用として様々な料理に用いられる白身魚です。
身はしまっていて弾力性があり、脂ものっています。
そのため美味しく、和食にも洋食や中華にも合います。
和食では塩焼きにしたり、煮つけや鍋物などにして食べることが多いです。
また、唐揚げなどにすることもありますし、味噌汁などにしても美味しくいただけます。
洋食ではブイヤベースやアクアパッツァなどで食べられます。
ガシラとは?
ガシラとは、カサゴの別名です。
主に関西地方で使われている呼び名で、ガシと呼ばれることもあります。
関西では「ガシ」はかさぶたのことを表しており、体にある斑紋がかさぶたのように見えることからガシラやガシと呼ばれるようになりました。
カサゴとガシラの違い
カサゴとガシラは同じ魚なので、違いは全くありません。
カサゴは標準和名で、全国的によく知られています。
ガシラは主に関西地方で使われる名称です。
また、地方によって呼び名が異なっており、カサゴやガシラ以外にも色々な呼び名があります。
例えば九州地方では、アラカブと呼ばれています。
また、山陰地方ではポッカと呼ぶこともあるなど、地域によって様々な呼び名がある魚です。
まとめ
カサゴとガシラは同じ魚です。
カサゴは標準和名で、一般的に良く知られている名前になります。
ガシラは主に関西地方で使われている呼び名です。