人間に関する学問としては「哲学」や「心理学」が有名であり、この2つは対象や方法など様々な点が違います。
この記事では、「哲学」と「心理学」の違いを分かりやすく説明していきます。
「哲学」とは?
「哲学」とは英語で“philosophy”と書く言葉であり、人間の根源的な存在や疑問を解き明かすことが目的となっています。
人間に関する問いは人間自身だけではなく、人間と世界の関係性など多岐にわたるのが特徴です。
「哲学」の語源はギリシャ語の「フィロソフィア」であり、知を愛するものという意味は現代の「哲学」にも継承されています。
「哲学」は人間に関する真理を解き明かすものであり、古代の「哲学」からは美学、宗教など様々な学問が生まれました。
「心理学」とは?
「心理学」とは英語で“psychology”と書く言葉であり、人間の心と行動を研究する学問となっています。
心は概念的なものですが、「心理学」はこれを科学的なアプローチから研究や分析する学問です。
「心理学」は「哲学」をルーツに持つと言われていますが、自然科学的な方法や分析する点が違います。
「心理学」は基礎心理学と応用心理学があり、後者は実践的な場所で使われています。
「哲学」と「心理学」の違い
「哲学」は人間に関する根源的な問いを解明する学問であり、人間の内部だけではなく世界との関係性も疑問にします。
「心理学」は人間の心と行動を研究する学問であり、科学的なアプローチするのが特徴です。
「哲学」の例文
・『その子供は博識なことから哲学者と呼ばれています』
・『哲学の本は難解だが、丁寧に読むと色々な知識が身に付きます』
「心理学」の例文
・『カウンセラーになるために心理学の授業は真面目に受けています』
・『心理学をテーマとした新書は当たり外れが大きいなと思います』
まとめ
人間に関する学問には「哲学」や「心理学」があります。
人間と世界の関係性を概念的に考えるのが「哲学」であり、人間の心と行動を科学的なアプローチで研究するのが「心理学」です。