この記事では、「主治医」と「担当医」の違いを分かりやすく説明していきます。
「主治医」とは?
「主治医」とは特定の患者における診察方針の責任を負っている医師のことです。
この患者はどのような症状を見せていてどのような投薬や治療を施したか、その結果どのような反応があり経過はどうなっているかなどを管理しその患者に施す治療の責任を持ちます。
外来で診療を受けるならできるだけ「主治医」本人が治療できるようその医師が居る日に来るようにしてもらうなど、外来や入院では「主治医」が治療と担当することが多いです。
「担当医」とは?
「担当医」とは患者に対して治療を担当する医師のことです。
治療の経過を正確に把握していることが好ましいので同じ医師が「担当医」になるようにされますが、医師のスケジュール等の都合で前回とは違う医師が「担当医」になることもあります。
「担当医」はその治療において誰が治療を担当しているかなので、チームで医療を施している入院患者の場合「担当医」が毎回変わることもあるでしょう。
「主治医」と「担当医」の違い
「主治医」と「担当医」の違いを、分かりやすく解説します。
ある患者に対して主に治療の責任を負っている医師が「主治医」で、その患者の治療を担当している医師が「担当医」です。
「主治医」は継続的に長期間治療を続けている場合でも基本的に変わりませんが、「担当医」は治療ごとに医師の誰が治療しているかを指すので毎回変わる可能性があります。
また一人の患者に対して「主治医」は基本的に一人だけですが、一度に複数人の医師で治療を施すこともあるので「担当医」は一人とは限りません。
まとめ
基本的に病院やクリニック側からして「主治医」が「担当医」をするようにしているので、「主治医」と「担当医」が同じことは多いため両者が混同されてしまうのも無理はないでしょう。
一人の患者に対して一番治療の責任を持っているのが「主治医」で、その回の治療を担当しているのが「担当医」だと覚えておけば問題ありません。