この記事では、「インスピレーション」と「インスパイア」の違いを分かりやすく説明していきます。
「インスピレーション」とは?
ひらめきや思いつき、霊感という意味の名詞で、アイデアや考えという言葉よりはぼんやりとした段階ということができます。
何も元になるものがない状態で突如インスピレーションが湧くということもあれば、何かヒントになるものがあってインスピレーションが湧くというケースもあります。
この場合のヒントになったものをインスパイア元と言います。
霊感と言う意味もありますが、日本におけるカタカナ語としてはそれほど霊感と言う意味では使われていません。
1970年代の漫画「巨人の星」で多用された時期がありましたが、第六感などのブームがあった時代の名残もあり、この場合やや霊感じみた強力なひらめきという意味合いが強かったと考えられます。
「インスパイア」とは?
感化される、啓発されるということや、意図されず影響を受けること、ひらめき、刺激を与えることという意味合いのある言葉ですが、ヒントのもとと言う意味でインスパイアと言う言葉を使うことがあり、最もメジャーな使い方と考えられる「ラーメン二郎」に似せた店を「二郎インスパイア系」と呼ぶような、もととなるものから発想を得たという使い方でも「インスパイア」という言葉を使います。
ひらめきや発生の発生源と考えられます。
意味合いの良さから自動車の名前に使われたこともあり、企業のキャッチフレーズにも含まれていました。
インスパイア自体はマネされるという意味はなく、刺激を与えるもとと考えられます。
「インスピレーション」と「インスパイア」の違い
「インスピレーション」と「インスパイア」の違いを、分かりやすく解説します。
「インスピレーション」はひらめきや思いつき、「インスパイア」はひらめきや思いつきの発生源があること、または発生源、影響を与えるものというような使い方が日本ではあります。
インスパイア元という表現があるのもひらめきのもととなるという意味合いからと言えるでしょう。
「デザインは戦闘機にインスパイアされた」と「デザインは戦闘機からインスピレーションを受けた」では意味はほぼ同じといえます。
インスピレーションと比べると会社名やキャッチフレーズなどでインスパイアの方が言葉として多く使われておいます。
まとめ
「インスピレーション」と「インスパイア」は使い方によっては同じ意味になる言葉で、ひらめき、思いつきなどという意味になります。
ただし〇〇からインスパイアされたという言葉は、その〇〇から影響を強く受けたという意味合いで使われるケースも見られます。
インスピレーションはなにもない場合に湧いて出るということもあります。