「アイラップ」と「ポリ袋」の違いとは?分かりやすく解釈

「アイラップ」と「ポリ袋」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「アイラップ」「ポリ袋」の違いを分かりやすく説明していきます。

「アイラップ」とは?

「アイラップ」とは、東京都中央区新川に本社を置く岩谷マテリアル株式会社が製造・販売している、自社ブランドのポリ袋です。

1975年に発売が開始され、三角型のパッケージが特徴です。

主にマチ付きの商品が有名で、他にもミニタイプ、大容量タイプなどが販売されています。

耐冷・耐熱で冷凍保存の際や、電子レンジでの調理などの様々な用途で使われています。


「ポリ袋」とは?

「ポリ袋」とは、ポリエチレン、ポリプロピレンを原材料とする袋の総称です。

現在の「ポリ袋」はほとんどポリエチレンが原材料となっており、一般的には「ポリエチレン製の袋」を指しています。

「ビニール袋」と呼ばれるものは、塩化ビニル樹脂を材料としていますので、「ポリ袋」とは異なっていますが、「ビニール袋」と言う場合はこの「ポリ袋」も含まれている場合も少なくありません。

耐久性と原材料の安さも相まって、昭和50年代に関西のスーパーに導入され爆発的に全国へと普及しました。


「アイラップ」と「ポリ袋」の違い

「アイラップ」は、岩谷マテリアル株式会社が製造販売している「ポリ袋」の商品名です。

よって「アイラップ」「ポリ袋」のひとつという事になります。

「ポリ袋」はあくまで総称ですので、「アイラップ」のように商品と流通している「ポリ袋」には独自の名称がついている場合があります。

しかし、これらは全て「ポリ袋」であってポリエチレン製の袋を指しています。

まとめ

「ポリ袋」という名前は、ポリエチレン製の袋の総称で、その中に「アイラップ」という名前の商品が含まれているという事になります。

日常生活で「ポリ袋」は様々な場面で活躍しています。

しかし環境問題を背景に、2020年7月1日からスーパーやコンビニエンスストアにおいて無料で提供されていた「レジ袋」が有料化されました。

海の生物が「ポリ袋」を飲み込んでしまうという問題も起こっており、生分解性の「ポリ袋」の研究も進められています。