「公開」と「開示」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「公開」と「開示」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「公開」「開示」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

「公開」と「開示」の違い

「公開」には、おおやけに開放すること、限定的にではなく、多くの人々に入場や使用を許可することです。

「開示」には、2つの意味があります。

1つめは、はっきりと示すことです。

もう一つは、教えさとすことです。

「公開」には開放するという意味が含まれていますが、「開示」にはその意味は含まれていません。

「開放」には、制限をなくして自由に出入りできるようにするという意味があります。

「公開」には多くの人に入場や使用を許可するという意味も含まれており、これは制限がないことといえます。

一方、「開示」の場合は、制限なくといった意味は含まれておらず、単にはっきりと示すことです。

また、「開示」には、教えさとすという意味もありますが、「公開」は教える意味は含まれていません。


「公開」と「開示」の使い方の違い

世間の多くの人に入場や使用などを許すこと、世間の多くの人に開放することについて「公開」を使用します。

はっきり示すこと、はっきりわかりやすく教えることについて「開示」を使用します。

「開示」は誰に示す、誰に教えるという意味は含まれておらず、特定の人に対してはっきり示したり、教えさとしたりすることにも使用できます。


「公開」と「開示」の英語表記の違い

「公開」は英語で、一般に開放する意味では“open to the public”と表現をし、絵などを一般に見せる意味では“put on view”と表現をします。

「開示」は英語で“release”“disclosure”と表現をします。

「公開」の意味

「公開」とは、一般の人々に自由に出入りできるようにすること、一般の多くの人たちに入場、観覧、使用などを許すことです。

皇居乾通りと呼ばれる、乾門から宮内庁庁舎前まで至る通りがあります。

この場所は普段は一般の人が見ることができませんが、春季や秋季などある期間だけ一般の人々が入り、見ることができるようにされます。

多くの人たちが観覧することを許されるのです。

この行事は「皇居乾通り一般公開」と言います。

多くの人に観覧を許していることなので「公開」という言葉が使用されています。

映画は、多くの映画館で一般に上映されるものと、それ以前に日にちで限定した人に見せるものとがあります。

多くの映画館で一般に上映されるものは「一般公開」といい、一般の人たちが見られるようになる最初の日のことを「公開日」「公開初日」といいます。

限定をしないで一般に見せているので「公開」といいます。

「公開」の使い方

限定をしないで世間の多くの人に開放すること、入場や使用などを許可することについて使用をします。

「公開」には「公」という漢字が使用されていますが、「公」には世間という意味があり、このことからも限定をしないで世間一般にという意味がわかります。

限定した人にだけ許可することには使用しない言葉です。

「公開」を使った例文

・『一般公開される日が楽しみだ』
・『3月から4月までの間、庭園を公開しています』
・『練習を公開し、多くのファンが詰めかけた』
・『特別に公開をします』

「公開」の類語

「発表」「公表」が類語です。

「発表」には、表向きに知らせるという意味があり、「公表」には、正式に世間に知らせるという意味があります。

「公開」の対義語

「非公開」が対義語です。

「非」には打消しの意味があります。

「開示」の意味

「開示」には、2つの意味があります。

1つめは、はっきりと示すことです。

たとえば、学校でいじめがあったとします。

学校側は調査をし、情報を収集しました。

学校側が調査したことを教育委員会や保護者などに知らせず、学校だけが知っている場合は「開示」ではありません。

学校が持っている情報などを保護者などにはっきり示した場合、これを「開示」といいます。

「開示」には、誰に示すという意味は含まれていません。

そのため、限定した人にはっきり示すことも、公にはっきり示すことも「開示」といえます。

もう一つの意味は、教えさとすことです。

「さとす」には、目下のものに道理をわかりやすく教えるという意味があります。

「開示」の使い方

相手にわかるように、何かを出したり、何かを見せたりすることについて使用をします。

はっきりと示すことであり、曖昧なことには使用しません。

「開示」を使った例文

・『情報の開示を求める』
・『拘束されている人数が開示された』
・『データを開示しています』
・『企業は開示することを渋っている』

「開示」の類語

「示す」が類語です。

「開示」の対義語

「秘密」が対義語です。

人に知られたり、見られたりしないようにするという意味があります。

まとめ

どちらの言葉にも「開」という漢字が使用されていますが、「公開」は一般に入場などを許可すること、「開示」はわかるように示すことで、意味が違います。