要点とポイントは同じような意味で使われることも多いですが、違いもあります。
要点とポイントの違いについて紹介します。
要点とは?
要点とは、物事において中心となるところをいいます。
話や意見の中では、特に重要な事柄が要点です。
要点の「要」という漢字は、ある物事の最も大切な部分という意味を持っています。
「点」には、特に注目するべきところという意味があります。
要点を使った例文
『彼の話はまとまりがないので、要点が分かりにくいです』
『要点だけを簡潔に述べるようにしてください』
『ここは試験に出るので要点を押さえておきましょう』
『彼女は要点をしっかり掴んでいるので、安心して任せられます』
『要点をまとめてから報告するべきです』
ポイントとは?
ポイントとは、英語のpointをそのまま日本語読みした言葉です。
ポイントには色々な意味があります。
まず、点とか箇所といった意味で使われています。
例えば、スターティングポイントというと、出発点という意味になります。
また、要点という意味も持っており、チェックポイントというと確認しておかなければいけない箇所のことです。
それからスポーツ競技で、点数のことをポイントということもあります。
バスケットボールでは、3点シュートのことをスリーポイントシュートといいます。
バスケットボールにはポイントガードというポジションもありますが、この場合には点数のポイントではなく分岐点という意味でポイントが使われています。
人生における重要な分岐点は、ターニングポイントともいわれます。
その他にも釣りなどでは、魚が集まる場所をポイントということもあります。
ポイントを使った例文
『試験に合格するためのポイントを詳しく解説します』
『少額の買い物でもポイントが加算されるので、コツコツ貯めるようにしています』
『すでに10ポイントもリードされているけれど、まだか追いつけない点数ではないので諦めてはいけません』
『次のポイントを目指して頑張りましょう』
『大舞台で失敗をしたことが、私のターニングポイントになりました』
要点とポイントの違い
要点とポイントは、同じ意味で使われています。
物事において最も大切な部分とか話や意見の中で特に重要な事柄という意味です。
ただし、ポイントにはそれ以外の意味も色々あり、それが要点との大きな違いになります。
ポイントは単に点や地点といった意味で使われることもありますし、スポーツの試合などで点数を表していることもあります。
また、分岐点といった意味でも使われています。
鉄道の分岐点という意味もあれば、人生の分岐点など抽象的なものに使われることもあります。
そのため要点をポイントに言い換えることはできますが、ポイントを全て要点に言い換えることはできません。
まとめ
要点とポイントは同じ意味で使われる言葉ですが、ポイントには要点以外の意味も色々あるところが違っています。