「愛好会」と「サークル」の違いとは?分かりやすく解釈

「愛好会」と「サークル」の違い生活・教育

人が集まって結成する団体を指す言葉として「愛好会」「サークル」があります。

このふたつはどのような基準で区別されるのでしょうか。

今回は、「愛好会」「サークル」の違いとは?分かりやすく解釈について解説します。

「愛好会」とは?

「愛好会」とは、「共通した趣味を持つ物同士が集まって結成される楽しみのための団体」を意味する言葉です。


「愛好会」の使い方

人が結成する団体には様々なものがあります。

特定の目的を達成するために結成される団体や必要に迫られて結成される実利を目的とした団体、研究や学問のための団体など同じような内容を掲げて結成されていても目的や構成員の属性によりそれぞれ区別されます。

「愛好会」というのは簡単にいえば「愛好家の団体」です。

物事を愛したり好んだりすることを「愛好」といいます。

特定の対象を愛好し楽しむ人のことを「愛好家」といいますが「愛好家同士が集まって結成された団体」を指す言葉が「愛好会」です。

「愛好会」は好きな人同士が集まってより一層楽しむために作られる集団であり直接的な目的や指針などはなく、愛好家同士の交流や情報交換などを通じてそれぞれの楽しみをより大きなものにするために活動する集団を指します。

チームスポーツやテーブルゲームなどある程度の人数がそろわないと活動できない場合に人を集める手段として「愛好会」が結成されることもあります。


「サークル」とは?

「サークル」とは、「活動を目的に結成される団体」を意味する言葉です。

「サークル」の使い方

「サークル」の本来の意味は「輪」です。

同じ立場の人が集まると輪になって話したり芸を披露したりするところから転じて「人が集まること」を指して「サークル」といいます。

もともとは単なる人の集団を指していた「サークル」ですが共通の目的や目標により人が集まることから「掲げられた目標や目的に賛同するものが集まって行われる団体活動」という意味で使われています。

一般的に「サークル」という場合は「個人によって立ち上げられた活動のための団体」を指します。

スポーツなら練習をして試合に出る、趣味の集まりなら作品を披露したり勉強会を開催したりなどメンバー同士が一緒になって活動するのが「サークル」の特徴です。

「愛好会」と「サークル」の違い

「愛好会」「サークル」の違いは「活動目的」です。

「愛好会」は具体的な活動目的などはなく好きな気持を満たすことを再優先に活動内容が決定します。

「サークル」には明確な活動目的が結成時に設定されており目的に共感した人や賛同した人のみが加入します。

好きな人達が集まったのが「愛好会」、何かをするために集まったのが「サークル」という違いで区別されます。

「愛好会」の例文

・『漫画愛好会に参加する』
・『愛好会で知り合った人と友だちになった』

「サークル」の例文

・『大学時代は研究よりもサークル活動に明け暮れていた』
・『学校に届け出て新しいサークルを結成する』

まとめ

「愛好会」「サークル」はどちらも趣味や興味で集まった団体を指しますが目的や活動方針に大きな違いが見られます。

学校では人数や規模など独自の基準でそれぞれを区別していることも多いので注意しましょう。