この記事では、「シンパシー」と「テレパシー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「シンパシー」とは?
「シンパシー」は「sympathy」が日本語化した言葉で、意味は以下の通りです。
1つ目は「人の悲しみに共感する気持ちのこと」という意味で、人が悲しんでいることに対して同じ様に悲しいと感じることです。
2つ目は「人が辛い思いをしているのを見て哀れみの感情を持つこと」という意味で、相手のことを可哀想だと同情する「ことです。
3つ目は「人の考えや計画などに同意すること」という意味で、人の意見に対して同感だと思うことです。
4つ目は「音や刺激に対して共鳴すること」という意味で、音の周波数が一致し振動して音が鳴ることです。
上記に共通するのは「共感・共鳴する」という意味です。
「シンパシー」の使い方
「シンパシー」は名詞として「シンパシーを感じる・感じた」「シンパシーが強い・弱い」などと使われます。
基本的に、人の悲しみに共感する気持ちのことや、人の考えや計画などに同調することに使われる言葉です。
「テレパシー」とは?
「テレパシー」は「telepathy」が日本語化した言葉で、意味は以下の通りです。
1つ目は「言葉や表情、身振りなどを使わず、その人が考えていることが他の人に伝わる能力」という意味で、精神の力で相手に思念を伝えることです。
2つ目は「離れている者同士が意思疎通できる能力」という意味で、お互いが感応力を持ち、その場にいなくてもコミュニケーションが取れることです。
上記に共通するのは「言葉を使わず意思疎通ができる」という意味です。
「テレパシー」の使い方
「テレパシー」は名詞として「テレパシーがある・ない」「テレパシーが通じる」などと」使われます。
基本的に、言葉を使わず考えていることを人に伝える能力や、離れていても思念伝達によりコミュニケーションが取れる能力のことに使われる言葉です。
「シンパシー」と「テレパシー」の違い
「シンパシー」は「人の悲しみに共感する気持ちのこと」「人の考えや計画などに同調すること」という意味です。
「テレパシー」は「言葉を使わず考えていることを人に伝える能力」「離れていても思念伝達によりコミュニケーションが取れる能力」という意味です。
「シンパシー」の例文
・『失恋した彼女にシンパシーを感じる』
・『ビジネスパートナーと会った時にすぐシンパシーを感じた』
・『嫌なことがあったからと人にシンパシーを求めるのは見苦しい』
・『必死にやって失敗した友人にシンパシーを寄せる』
「テレパシー」の例文
・『双子の姉とテレパシーで会話ができる』
・『飼育係の人は動物とテレパシーが通じている』
・『テレパシーは心の中をのぞかれる様で恐い』
・『テレパシーが通じれば遠距離恋愛でも耐えられるのに』
まとめ
今回は「シンパシー」と「テレパシー」について紹介しました。
「シンパシー」は「共感・共鳴する」、「テレパシー」は「言葉を使わず意思疎通できる」と覚えておきましょう。