「欲張り」と「貪欲」の違いとは?分かりやすく解釈

「欲張り」と「貪欲」の違い生活・教育

この記事では、「欲張り」「貪欲」の違いを分かりやすく説明していきます。

「欲張り」とは?

「欲張り」「よくばり」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「自分に与えられたものや、既に持っているものに満足できず、もっと欲しいと思うこと」という意味で、十分な量を持っていて特に不自由していないのに、もっと欲しいと思う性質のことです。

2つ目は「自分にないものは全て欲しいと思うこと」という意味で、現在自分が手に入れていないものは全て手に入れないと満足しない性質のことです。

3つ目は「自分をもっと良くしたい、向上させたいと思うこと」という意味で、自分を向上させる為にあらゆる努力を惜しまない性質のことです。

上記に共通するのは「現状に満足しない」という意味です。


「欲張り」の使い方

「欲張り」は名詞・刑鵜用動詞として「欲張りだ・である」と使われたり、形容詞として「欲張りな人」と使われたり、副詞として「欲張って生きる」などと使われたりします。

基本的に、現在の状況に満足せずもっと欲しいと思うことや、自分を向上させたいと思うことに使われる言葉です。


「貪欲」とは?

「貪欲」「どんよく」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「非常に欲が深く、むさぼり尽くすこと」という意味で、一つのことに対してむさぼる様に欲してやまない性質のことです。

2つ目は「あるものごとに対して極めたいと思う気持ちが非常に強い様子」という意味で、知識や技能を身に付けるなど、自分を高めるものごと対する欲求が強い性質のことです。

3つ目は「自分の欲しいものに対する執着心が強い様子」という意味で、欲しい物の為ならばどの様なことでもする性質のことです。

上記に共通するのは「欲してやまない」という意味です。

「貪欲」の使い方

「貪欲」は名詞・形容動詞として「貪欲だ・である」と使われたり、形容詞として「貪欲な性格」などと使われたり、副詞として「貪欲に学ぶ」などと使われます。

基本的に、非常に欲が強くむさぼってやまない性質のことや、ある物事を極めたいと強く欲する様子に使われる言葉です。

「欲張り」と「貪欲」の違い

「欲張り」「現在の状況に満足せずもっと欲しいと思うこと」「自分を向上させたいと思うこと」という意味です。

「貪欲」「非常に欲が強くむさぼってやまない性質」「ある物事を極めたいと強く欲する様子」という意味です。

「欲張り」の例文

・『私道の通行料を払えとは、とんだ欲張りじいさんだ』
・『これ以上美人になりたいなんて欲張りだ』
・『相手への条件を欲張ると婚活に失敗する』
・『子供が欲張ってお菓子を多く欲しがる』

「貪欲」の例文

・『もっと勝つことに貪欲になるべきだ』
・『大学の研究室で貪欲に学ぶ』
・『彼女は美しくなることに対して貪欲だ』
・『お金持ちほどお金に対して貪欲になる』

まとめ

今回は「欲張り」「貪欲」について紹介しました。

「欲張り」「もっと欲しいと思う」「貪欲」「むさぼり尽くす」と覚えておきましょう。