この記事では、「天然な人」と「馬鹿な人」の違いを分かりやすく説明していきます。
「天然な人」とは?
「天然な人」は「てんねんなひと」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「素直で大らかな性格の人」という意味で、自分のやりたいことや言いたいことを素直に行動に移す性質の人です。
2つ目は「常にマイペースな性格の人」という意味で、周囲が今どの様な状況か、自分に何を期待されているのかなどは気にせず、自分のペースで行動する性質の人です。
3つ目は「人と違った感覚を持っていて、自分では気づいていない人」という意味で、他の人が考え付かない様な言動をして、自分ではごくまともだと思っている性質の人です。
上記に共通するのは「素直でマイペース」という意味です。
「天然な人」の使い方
「天然な人」は名詞・形容動詞として「天然な人だ・である」と使われます。
基本的に、素直でマイペースな人のことや、人と違った感覚を持っているのに自分ではそう思っていない人に使われる言葉です。
「馬鹿な人」とは?
「馬鹿な人」は「ばかなひと」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「一般常識がなかったり、簡単な計算問題が解けないなど、学力の低い人」という意味で、単純に勉強ができない人のことです。
2つ目は「頭が良くて有名大学を卒業しているのに、要領が悪く仕事のできない人」という意味で、勉強はできてもそれを実生活に生かせない人のことです。
3つ目は「くだらないことをして人を呆れさせる人」という意味で、酔っぱらって服を脱いだり、宴会芸でやり過ぎてドン引きされたりする人のことです。
上記に共通するのは「人を呆れさせる」という意味です。
「馬鹿な人」の使い方
「馬鹿な人」は名詞・形容動詞として「馬鹿な人だ・である」と使われます。
基本的に、頭が悪く勉強ができない人のことや、頭が良くてもくだらないことをして人を呆れさせる人に使われる言葉です。
「天然な人」と「馬鹿な人」の違い
「天然な人」は「素直でマイペースな人」「人と違った感覚を持っているのに自分ではそう思っていない人」という意味です。
「馬鹿な人」は「頭が悪く勉強ができない人」「頭が良くてもくだらないことをして人を呆れさせる人」という意味です。
「天然な人」の例文
・『天然な人と一緒に仕事するとイライラする』
・『友人が天然な人で癒しになる』
・『母は昔から天然な人で買い忘れが多かった』
・『彼は天然な人だが成績は非常に優秀だ』
「馬鹿な人」の例文
・『ここは学年で馬鹿な人が集まるクラスだ』
・『馬鹿な人ほど伸びしろがある』
・『彼は四大卒でも仕事ができない馬鹿な人だ』
・『酔った勢いで川に飛び込むとは馬鹿な人だ』
まとめ
今回は「天然な人」と「馬鹿な人」について紹介しました。
「天然な人」は「マイペースな人」「感覚がずれている人」、「馬鹿な人」は「勉強ができない人」「人を呆れさせる人」と覚えておきましょう。