「談話」と「談笑」の違いとは?分かりやすく解釈

「談話」と「談笑」の違い生活・教育

この記事では、「談話」「談笑」の違いを分かりやすく説明していきます。

「談話」とは?

「談話」には2つの意味があります。

ひとつは、話をすることです。

2人以上が集まって互いに言葉を交わすことなのですが、特定の人を意識せずに、大勢が集まって互いに話しをすることをこの言葉は意味しています。

特定の問題について話し合うことではありません。

たとえば、地球温暖化が問題になっているから何とかしなければならない、では政府としては何をしましょうか、といった意見を出し合うことではないのです。

もう一つの意味は、ある事柄について、公に認められた形式ではなく、あるいは形式ばらずに意見を言うことです。

首相がテレビに映って今後の方針などを述べることがあります。

これは公式のものです。

公式ではない場所でも何か意見を言っていることでしょう。

そのように意見を述べることをこの言葉は意味しています。


「談話」の使い方

話しをするという意味で使用をします。

友達と話しをするといったことではなく、何人かが集まって自由に互いが話しをすることをいいます。

また、ある事柄について意見を述べることを指しても使用をします。


「談笑」とは?

警戒することなく、親しい雰囲気で楽しく互いに言葉を交わすことです。

この言葉には、打ち解けてという意味が含まれています。

打ち解けるには、警戒することなく親しむといった意味があります。

始めて会った人に対しては、「この人はどんな人なのだろう」「恐い人ではないだろうか」などいろいろと考えて、やや警戒をすることでしょう。

しかし、何度もかかわっているとどのような人かわかり、警戒が薄れてきて、親しくなってきます。

最初は敬語を使っていても、親しくなると敬語が使われなくなってきたりもします。

仲がよい状態で楽しく話しをすることを「談笑」といいます。

仲がよい人と話しても、楽しくなければこの言葉が意味するものではありません。

たとえば、深刻な相談事をするときは楽しくはないでしょう。

それは、この言葉が意味するものではありません。

「談笑」の使い方

親しい雰囲気で楽しく会話をすることを指して使用する言葉です。

親しい人とでも会話が楽しくない場合には使用しません。

「談話」と「談笑」の違い

前者は大勢の人が集まってそれぞれが言葉を述べることを指しています。

特定の人を意識した行為には、あまり使用しない言葉です。

後者は特定の人を意識した行為で、親しい雰囲気で会話をすることをいいます。

「談話」の例文

・『後日交わされた談話』
・『談話の内容』
・『談話室を使う』
・『楽しく談話をする』

「談笑」の例文

・『コーチと談笑をする』
・『大声で談笑をする』
・『にぎやかな談笑』
・『友人宅で談笑をする』

まとめ

話しをするという意味が似ていますが、一方は大勢が集まって自由に話すこと、もう一方は親しく会話をすることで、意味合いが異なります。