「ティッシュペーパー」と「トイレットペーパー」はどちらも日常生活に欠かせない大切な生活雑貨です。
この記事では、「ティッシュペーパー」と「トイレットペーパー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ティッシュペーパー」とは?
「ティッシュペーパー」という言葉を知らない人は殆どいないはずです。
略して「ティッシュ」と言使われることもあります。
各家庭、そして各部屋に必ず「ティッシュペーパー」の箱が置いてあると言っても過言ではありません。
薄く柔らかい紙で鼻を噛む、涙を拭く、お化粧を落とす、ちょっとした物を包むなどに使います。
その昔はこのような紙を「ちり紙」や「鼻紙」と呼んでいて、今でもこの表現を使うこともあります。
ちなみに英語表記だとtissue paperとなりますが、tissueはフランス語の「織る」と言う単語のtissuに由来します。
また海外では「Kleenex」とティッシュペーパーの製造メーカーの名前をそのまま 使っています。
例えば「Do you have a kleenex?」と聞かれえたら、「ティッシュペーパー持っている?」の意味です。
クリネックス以外のものでも問題ないので差し出しましょう。
「トイレットペーパー」とは?
トイレットペーパーは言葉の通りにトイレで使う紙のことです。
紙の芯に巻き付けてある柔らかい紙で、1枚重ね、2枚重ね、3枚重ねとあり、通常は切り目が付いています。
大切なのはトイレに流すので水に溶ける性質を持っていることです。
最近では香り付き、模様付きと、消費者の興味を引くようにいろいろな商品が販売されています。
「トイレットペーパー」が使われる前の日本では、トイレで用を足した時に拭く紙を「落とし紙」と言っていました。
水洗トイレが普及していない所では、昭和の後半でも新聞紙を切って使っていた家庭もありました。
「ティッシュペーパー」と「トイレットペーパー」の違い
「ティッシュペーパー」と「トイレットペーパー」の違いを、分かりやすく解説します。
「ティッシュペーパー」と「トイレットペーパー」はどちらも薄くて柔らかい紙ですが、使用目的が違います。
「ティッシュペーパー」は鼻を噛む、涙を拭く、物を包む、軽い汚れを落とす時などに使用しますが、「トイレットペーパー」の主な使用目的はトイレで用を足した時に拭くことです。
もちろん「トイレットペーパー」を「ティッシュペーパー」代わりに使うのも可能です。
しかしその逆にトイレで用を足した後「ティッシュペーパー」を使うのは問題です。
水に溶けないので、トイレが詰まる原因となってしまいます。
「ティッシュペーパー」の例文
・『ティッシュペーパーを3箱買ってきた』
・『彼女はティッシュペーパーを抱えて泣いていた』
「トイレットペーパー」の例文
・『あの店でトイレットペーパーの安売りをしている』
・『トイレットペーパー不足になると言う噂がある』
まとめ
「ティッシュペーパー」と「トイレットペーパー」はどちらも外来語ですがどちらも大切な生活必需品で、日本語の中に根付いている言葉です。