最近では健康志向から飲料水についても注目がされ、さまざまな機器が販売されています。
今回は飲料水に関連したよく聞く単語3つについてご紹介致します。
この記事では「浄水器」と「整水器」と「活水器」の違いを分かりやすく説明していきます。
「浄水器」とは
これは『水道水中に残留している塩素や有機物などを取り除く器具』です。
一般家庭では蛇口に取り付けるもの以外にも据え置きタイプやポット型など様々な形態があります。
日本の水道水は他国と比べると安全で清潔と言われていますが、塩素臭がどうしても残っているので飲む際には気になってしまうという方も多く存在します。
最近ではトリハロメタンという水道水を消毒する際に発生してしまう発がん性や肝障害のリスクを引き起こす可能性のある副産物を除去するタイプも多く存在しています。
一般的な認識としてはおいしい水を家の蛇口から作ることを目的とした器具と理解して頂ければ間違いありません。
「整水器」とは
これは『綺麗にした水を更に電気的に分解したりして何等かの医療的な効能を付与する器具』を指しています。
実は『医薬品医療機器等法』という法律でしっかりとチェックする義務のある医療機器であるのです。
したがって、胃腸の調子を整えるなどのしっかりとした医療効果があります。
一般的には水道水を洗浄した後に電解水素水を生成するタイプが多いです。
アルカリ水はphがおおよそ10. 0未満と非常に柔らかく、これにミネラル分を付与することで、医療目的だけではなく、一般家庭における料理や赤ちゃんのミルクを作る為にも使われています。
「活水器」とは
別名『磁気処理水』と言われています。
これは『磁力の力でミスを磁化し、味や性質を変えて健康にいいとされているものに変えるとされている機器』です。
ポイントは『されている』という部分にあります。
実は効能に関してははっきりとした科学的根拠がなく、いまだに磁化された水が科学的、医療的な観点からみて健康に役立つという結果は出されていません。
最近では『活水器』で根拠のない効能を誇大広告することで問題に発展するケースも増えています。
今後の更なる調査はもちろん、我々消費者から見てもしっかりと記載内容をチェックする必要のある課題の残った製品が『活水器』です。
「浄水器」と「整水器」と「活水器」の違い
3つとも水道水に取り付けるということは変わりませんが、それぞれ『塩素や消毒する際の副産物を取り除く器具』、『医療的な効果を付与させることの出来る器具』、『磁気の力で健康にいいとされる水を生成する器具』という違いをつけることができます。
『浄水器』と『整水器』は効果が認められますが、『活水器』はまだまだ不明な点も多く、今後の更なる調査が必要とされているという違いを付けることもできます。
まとめ
如何でしたでしょうか。
我々の生活に欠かすことのできない水に関わる言葉3つを今回ご紹介しました。
漢字だけでは判断が出来ず、しっかりとその違いを知らないと思わぬ詐欺にあうこともありますので注意が必要です。