この記事では、「元請け」と「下請け」と「一次下請け」の違いを分かりやすく説明していきます。
3つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「元請け」とは?
「元請け」は「もとうけ」と読みます。
「元請け」は、「発注者から直接仕事を請け負うこと。
また、その業者」という意味があります。
「元請け」の言葉の使い方
大きな施設を作ることになった場合、まず大手の建設会社が自治体や国などから、仕事を請け負うことになります。
この、大手の建設会社は、仕事を直接請け負っているため、「元請け」と呼ばれます。
「あの施設の元請けは、やはり大手建設会社だった」などという文章にすることができます。
「下請け」とは?
「下請け」は「したうけ」と読みます。
「下請け」は、「ある人や会社などが引き受けた仕事の全部、または一部を、さらに引き受けること」という意味があります。
「下請け」の言葉の使い方
大手自動車メーカーが自動車を作る時、ある型の自動車については、中小の自動車メーカーに仕事を任せる場合があるかもしれません。
このような場合は、「大手自動車メーカーの、あの車は、下請けメーカーがすべて作っている」などという文章を作ることができます。
「一次下請け」とは?
「一次下請け」は「いちじしたうけ」と読みます。
「一次下請け」は、「下請けが多重構造になっている場合に、その最も上位にある会社のこと」という意味があります。
「元請け」の企業から、直接仕事を請け負う業者のことを「一次下請け」と呼びます。
「一次下請け」の言葉の使い方
大きな施設を建設することになり、国から仕事を請け負った建設会社から、直接仕事を請け負うことになった企業があるかもしれません。
この場合は、「大きな施設の一次下請けとして、仕事をすることになった」などという文章にすることができます。
「元請け」と「下請け」と「一次下請け」の違い
「元請け」は、「発注者から直接仕事を請け負うこと。
また、その業者」という意味があります。
また、「下請け」は、「ある人や会社などが引き受けた仕事の全部、または一部を、さらに引き受けること」という意味があります。
さらに「一次下請け」は、「下請けが多重構造になっている場合に、その最も上位にある会社のこと」という意味があります。
発注者の仕事の依頼があり、その仕事を発注者から直接請け負う企業のことを、「元請け」と呼ぶのに対して、「元請け」から仕事を請け負うことを、「下請け」、「一次下請け」と呼ぶという違いがいあります。
また、「下請け」の中でも、最上位に位置し、「元請け」から直接仕事を請け負うのが「一次下請け」と呼ぶという違いがあります。
まとめ
「元請け」と「下請け」と「一次下請け」の違いについて見てきました。
3つの言葉には明確な意味の違いがありました。
3つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。