ほかの言葉にくっついて接続的な役割をはたす言葉があります。
その中で「毎に」と「度に」と「事に」というものがあります。
果たしてこれらの言葉にはどのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「毎に」と「度に」と「事に」の違いを分かりやすく説明していきます。
「毎に」【ごとに】とは?
「毎に」とは、名詞や動詞などの後にくっついて使われる言葉で、その名詞や動詞の出来事があるときはいつも、といったような意味合いになります。
「毎に」の言葉の使い方
「毎に」の言葉の使い方としては、先述の名詞や動詞の出来事が定期的に決まって訪れるといったような時に使われます。
例えば1週間毎とは1週間経ったらその時はいつも、夜毎にとは夜が訪れたら時はいつも、といったような意味合いを持ちます。
「度に」【たびに】とは?
「度に」とは、その時が訪れたらいつも、といったような意味合いになります。
先述の「毎に」との違いが難しいですが、「度に」は訪れるかどうかは分からないといったときに使われる言葉です。
「度に」の言葉の使い方
「度に」の言葉の使い方としては、その出来事が起こるときはいつもといったような意味合いで使われ、その出来事は定期的に決まって訪れるとは限りません。
例えば、彼と会う度に私は太っていると言われる、といったような感じで使われ、彼と会う時はいつも太っていると言われるけれども、彼と会うという出来事は決まって訪れるわけではないということです。
「事に」【ことに】とは?
「事に」とは、出来事や仕事にといったような意味合いです。
事に当たるとか事に触れてといったように言葉の後ろに文章が続く使われ方が多くなります。
「事に」の言葉の使い方
「事に」の言葉の使い方としては、その仕事や作業に取り掛かるといった意味合いで、事に当たるといった使い方をします。
また何かがある度にといった意味合いで、事に触れてといった使い方をします。
「毎に」「度に」は、ある出来事やその時が来ればいつもといったニュアンスでしたが、「事に」はもしある出来事が起こっても実行される場合もあるしされない場合もあるといったニュアンスになります。
「毎に」と「度に」と「事に」の違い
「毎に」と「度に」と「事に」の違いについて述べてきましたが簡単にまとめると次のようになります。
「毎に」とは、「定期的に訪れる、ある出来事のときはいつも」といった意味合いになります。
「度に」とは、「定期的に訪れるとは限らないが、ある出来事のときはいつも」といった意味合いになります。
「事に」とは、「特にこれといった出来事はないが、ふとしたきっかけで」といったような意味合いになります。
まとめ
「毎に」と「度に」と「事に」の違いについて説明してきましたがご理解いただけましたでしょうか。
微妙な違いでわかりにくい点もあったかもしれませんが、記事の内容を読んでご理解いただけるなら幸いです。