この記事では、「チャパティ」と「ロティ」と「ナン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「チャパティ」とは?
主にインドやパキスタンなどで食べられている平焼きのパンです。
小麦粉、塩、水を混ぜて平たくし、発酵させずに焼きます。
日本でスーパーやコンビニ、パン屋などで販売されているパンは発酵をさせています。
そのため、ふわふわとした食感があります。
この言葉が指すものは発酵させていないため、ふわふわとはしていません。
これだけで食べるよりも、カレーなどと一緒に食べられることが多いです。
他のものと組み合わせて食べるため、シンプルな味をしています。
作り方を簡単に説明します。
用意するものは、小麦粉、塩、水です。
これらをボウルに入れて混ぜ合わせます。
よく混ざったらひとまとめにして、30分ほどおいて生地をなじませます。
適当な大きさにちぎって丸め、麺棒を使って平たく伸ばします。
これをフライパンで両面焼きます。
「チャパティ」の例文
・『インドでチャパティを食べる』
・『チャパティを自宅で作る』
「ロティ」とは?
インドや東南アジアなどで食べられている平焼きのパンです。
小麦粉、塩、水、マーガリンまたはバターを混ぜ合わせ、平たくしたものを発酵させずに焼きます。
作り方を簡単に説明します。
小麦粉、塩、水を混ぜ合わせます。
このときにマーガリンやバターを加えて混ぜることもあります。
ここで加えない場合は、混ぜ合わせたものをひとまとめにし、その表面に溶かしたマーガリンまたはバターを塗ります。
20~30分ほど生地を置いてなじませたら、適当な大きさにちぎって丸めて、麺棒で伸ばします。
これをフライパンで焼きます。
できあがったものは、このまま食べることができますが、カレーをつけたり、野菜などを巻いたりして食べることもあります。
「ロティ」の例文
・『ロティを作る』
・『ロティとカレーを一緒に食べる』
「ナン」とは
インドやイランなどで食べられている、小麦粉や塩などを混ぜ合わせて発酵させて作ったパンのことです。
タンドールという土釜を使って焼きます。
作り方を簡単に説明します。
小麦粉、砂糖、塩、溶かしたバター、ドライイーストをボウルに入れて、水を加えて混ぜ合わせます。
混ざったら生地をひとまとめにして、30分ほどおいて発酵させます。
適当な大きさにちぎって丸めて、平たく伸ばします。
日本の場合は、これをフライパンで焼きます。
インドなどではタンドールを使って焼きます。
日本では細長い形をしたものをよく見かけますが、インドなどでは丸い形をしています。
「ナン」の例文
・『ナンを購入する』
・『カレーとナンがよくあう』
「チャパティ」と「ロティ」と「ナン」の違い
1つめのものは、小麦粉、塩、水だけで作ります。
2つめのものは、小麦粉、塩、水にバターを使うことがあります。
この2つは発酵させません。
3つめのものは、砂糖やイーストを使用しており、発酵させています。
まとめ
形が似ていますが、材料と発酵の有無に違いがあります。