「単行本」と「コミック」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「単行本」と「コミック」の違いとは?言葉の違い【3語】

この記事では、「単行本」「コミック」の違いを分かりやすく説明していきます。

「単行本」とは?

全集や叢書の中の一冊としてではなく、単独で世に出される書籍のことです。

全集はある人物のすべての作品を集めて編集した書物、同じ時代や同じ種類などのテーマに沿って作品を集めて編集をした書物をいいます。

叢書は、同じ種類や分野の事柄を、一定の基準に従って編集、刊行をしたひとつづきの書物のことです。

それらとは異なる、それだけで刊行される書物をこの言葉は意味します。

表紙はハードタイプであることもあれば、ソフトタイプのこともあります。

文庫や新書もこの呼び方がされることがありますが、一般的にはそれらとは分けてこの呼び方がされます。

電子化された書籍も販売されるようになりましたが、一般的にはこの言葉は紙の本を指します。


「コミック」とは?

漫画という意味です。

狭義では、笑いを目的とした絵をいいます。

広義では必ずしも笑いを目的とはしておらず、ストーリー漫画、アニメ、落書きなどを含みます。

特徴としては絵を用いています。

文章だけで構成されている、ということはありません。

また、ストーリーの場合は続きものであることが珍しくないです。

「コミック」を掲載した雑誌を「コミック誌」といい、そこに掲載されたものが書籍として販売されることもあります。


「単行本」と「コミック」の違い

「単行本」「コミック」の違いを、分かりやすく解説します。

一方は形について、もう一方は内容についてという点に違いがあります。

前者は単独で刊行される書籍のことです。

単独であるという形のことを指しています。

後者は内容のことです。

狭義では笑いを目的とした絵をいい、広義では必ずしも笑いを目的としておらず、ストーリー漫画やアニメなどをいいます。

まとめ

どちらも書籍に関して使われることのある言葉ですが、それぞれ意味が異なり、一方は刊行される形について、もう一方は内容についてを意味します。