この記事では、「マヒワ」と「アオジ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「マヒワ」とは?
スズメ目アトリ科カワラヒワ属に分類される鳥を意味する言葉です。
学名は「Carduelis spinus」と表記されます。
「マヒワ」は、平地から山地にかけての針葉樹林や林縁などに生息し、果実、種子、芽などを食べます。
繁殖形態は卵生で、樹上にお椀状の巣を作り、1回に5-7個の卵を産むことが特徴的です。
「アオジ」とは?
スズメ目ホオジロ科ホオジロ属に分類される鳥を意味する言葉です。
学名は「Emberiza spodocephala」と表記されます。
「アオジ」は、開けた森林や林縁に生息し、非繁殖期には藪地でも見られます。
食性は植物の種子や昆虫類を食べ、繁殖形態は卵生で、地表や低木の樹上にお椀状の巣を作ります。
「マヒワ」と「アオジ」の違い
「マヒワ」と「アオジ」の違いを、分かりやすく解説します。
「マヒワ」と「アオジ」は、どちらも鳥ですが、それぞれ異なる種だと言えます。
「マヒワ」のオスは目先から頭まで黒色部分が広がっており、黒い帽子をかぶっているように見えます。
その一方で、「アオジ」のオスは黒色部分が目先からくちばしの根元までにとどまっています。
また、「マヒワ」のオスはお腹の下の方が白く、個体によっては胸の方まで広がっていて白っぽく見えることがあります。
「アオジ」のオスは黄色の濃さに個体差があり、黄色よりも黄緑色に近いものもいます。
さらに、「マヒワ」のメスはオスに比べて全体的に黄色味が薄く、お腹もほぼ白色です。
「アオジ」のメスも、同じくオスに比べると黄色味は薄いですが、お腹はマヒワほど白くなくはっきりと黄色味を感じられる個体がほとんどです。
まとめ
「マヒワ」と「アオジ」は、それぞれ似たような部分や重なる特徴もありますが、異なる鳥類だと言えます。
それぞれに、オスとメスで異なる特徴があるので、その違いを正しく理解できるように注意しましょう。