「覚える」と「憶える」と「理解する」の違いとは?分かりやすく解釈

「覚える」と「憶える」と「理解する」の違い生活・教育

この記事では、「覚える」「憶える」「理解する」の違いを分かりやすく説明していきます。

「覚える」とは?

「覚える」「おぼえる」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「見たり聞いたり経験したりして身に付ける」という意味で、自分が学んで習得することです。

2つ目は「身体や心に感じる」という意味で、ある感覚が生じることです。

3つ目は「意識が働く」という意味で、ものごとをそうであると認識することです。

上記に共通するのは「感覚として身に付く」という意味です。


「覚える」の使い方

「覚える」は動詞として「覚える・覚えた」と使われたり、副詞として「覚えて役立てる」などと使われたり、名詞として「腕に覚えがある」などと使われます。

基本的に、見たり聞いたり経験したりして習得したことや、ある感覚として身に付いていることに使われる言葉です。


「覚える」の例文

・『仕事に慣れてきてコツを覚える』

「憶える」とは?

「憶える」「おぼえる」と読みます。

意味は「見たり聞いたりした事柄を心に留めて忘れないようにすること」で、その時に起きたことを記憶していつでも思い出せる状態にすることです。

「憶える」の使い方

「憶える」は動詞として「憶える・憶えた」「憶えている・いない」などと使われることが多くなります。

基本的に、見たり聞いたりした事柄を心に留めておくことに使われる言葉です。

「憶える」の例文

・『昔読んだ絵本の内容を未だに憶えている』

「理解する」とは?

「理解する」「りかいする」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「ものごとの道理や筋道が正しく分かること」という意味で、意味な内容をちっかりとのみこむことです。

2つ目は「他人の気持ちや事情などを正しく察すること」という意味で、相手の立場や心情などを推し量ることです。

上記に共通するのは「正しく分かる」という意味です。

「理解する」の使い方

「理解する」は動詞として「理解する・した」と使われたり、副詞として「理解して行動する」などと使われます。

基本的に、ものごとの道理や筋道を正しく分かることや、他人の気持ちや事情を察することに使われる言葉です。

「理解する」の例文

・『返事が来ないということは不参加であると理解する』

「覚える」と「憶える」と「理解する」の違い

「覚える」「見たり聞いたり経験したりして習得したこと」「ある感覚として身に付いていること」という意味です。

「憶える」「見たり聞いたりした事柄を心に留めておくこと」という意味です。

「理解する」「ものごとの道理や筋道を正しく分かること」「他人の気持ちや事情を察すること」という意味です。

まとめ

今回は「覚える」「憶える」「理解する」について紹介しました。

「覚える」「身に付ける」「憶える」「記憶する」「理解する」「正しく分かる」と覚えておきましょう。