「映える」と「生える」と「栄える」の違いとは?分かりやすく解釈

「映える」と「生える」と「栄える」の違い生活・教育

この記事では、「映える」「生える」「栄える」の違いを分かりやすく説明していきます。

「映える」とは?

「映える」「はえる・ばえる」と読みます。

「はえる」と読む場合、意味は以下の通りです。

1つ目は「光を受けて照り輝く様子」という意味で、光を反射して明るく見えることです。

2つ目は「引き立って鮮やかに見える」という意味で、ある物の中に別のものがあり、きれいで目立つことです。

3つ目は「よく調和する」という意味で、異なる2つのものが違和感なくお互いに引き立って見える様子のことです。

上記に共通するもは「引き立って見える」という意味です。

「ばえる」と読む場合、「インスタ映えする」の略語で、「物や風景などが撮影した時によりキレイで魅力的に見えること」という意味です。


「映える」の使い方

「映える」は動詞として「映える・映えた」と使われたり、副詞として「映えて見える」などと使われます。

「ばえる」と読む場合、名詞として「映え」と使われることもあります。

基本的に、光を受けて明るく輝く様子や、転じて異なるもの同士が引き立て合って見える様子に使われる言葉です。


「映える」の例文

・『この色のスーツには差し色のスカーフが映える』

「生える」とは?

「生える」「はえる」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「草木の芽が出る」という意味で、草木が発芽して土から見えてくることです。

2つ目は「生き物の身体の一部が再生すること」という意味で、髪の毛や歯などが出てくることです。

上記に共通するのは「生育する」という意味です。

・草木の芽が出る。

また、草木が生育する。

「土手につくしが―・える」「苔の―・えた庭」
・ 歯やひげなどが出てくる。

「毛が―・える」「角が―・える」

「生える」の使い方

「生える」は動詞として「生える・生えた」と使われたり、副詞として「生えてふさふさになる」などと使われます。

基本的に、草木が発芽することや、生き物の身体の一部が生育することに使われる言葉です。

「生える」の例文

・『年を取って白髪が生える』

「栄える」とは?

「栄える」「はえる・さかえる」と読みます。

「はえる」と読む場合、「立派に見える」という意味で、他よりも優れていて目立つ様子のことです。

「さかえる」と読む場合、「勢いが盛んになる」という意味で、国や事業などが繁盛して立派になることです。

「栄える」の使い方

「栄える」は動詞として「栄える・栄えた」と使われたり、副詞として「栄えて見える」などと使われたり、名詞として「見栄え」などと使われます。

基本的に、「はえる」と読む場合は「立派に見えること」「さかえる」と読む場合は「勢いが盛んになること」に使い分けられます。

「栄える」の例文

・『発表会で子供をもっと栄える役にして欲しい』

「映える」と「生える」と「栄える」の違い

「映える」「光を受けて明るく輝く様子」「異なるもの同士が引き立て合って見える様子」という意味です。

「生える」「草木が発芽すること」「生き物の身体の一部が生育すること」という意味です。

「栄える」「はえる」と読む場合は「立派に見えること」「さかえる」と読む場合は「勢いが盛んになること」という意味です。

まとめ

今回は「映える」「生える」「栄える」について紹介しました。

「映える」「引き立つ」「生える」「生育する」「栄える」「はえる」と読む場合は「立派に見える」「さかえる」と読む場合は「繁盛する」と覚えておきましょう。