この記事では、「たっぷり」と「いっぱい」と「たくさん」の違いを分かりやすく説明していきます。
「たっぷり」とは?
「たっぷり」の意味は以下の通りです。
1つ目は「満ち溢れるほど十分にある様子」という意味で、十分でそれ以上必要のない程度にあることです。
2つ目は「名詞の下に付いて、その度合いが大きいこと」という意味で、「自信たっぷり」などと使われます。
3つ目は「分量などに余裕がある様子」という意味で、時間や数量、度合いなどにゆとりがあることです。
4つ目は「少なめに見積もってもそれ位多くかかる」という意味で、それくらいは覚悟しておくべきである程度のことです。
上記に共通するのは「十分にある」という意味です。
「たっぷり」の使い方
「たっぷり」は名詞・形容動詞として「たっぷりだ・である」「たっぷりのお湯」などと使われたり、副詞として「たっぷりかかる」などと使われたりします。
基本的に、時間や数量・度合いなどが十分にある様子に使われる言葉です。
「たっぷり」の例文
・『たっぷりのお湯で麺をゆでる』
「いっぱい」とは?
「いっぱい」は「一杯」と書き、の意味は以下の通りです。
1つ目は「一つの容器に入る分量」という意味で、茶碗やコップ一つ分の量です。
2つ目は「名詞の下に付き、限度ギリギリの様子を表す」という意味で、「精一杯」などと使われます。
3つ目は「出来る限り」という意味で、あるだけのことをする様子です。
上記に共通すのは「一つの分量」という意味です。
「いっぱい」の使い方
「いっぱい」は名詞・形容動詞として「いっぱいだ・である」「いっぱいの人」などと使われたり、副詞として「お湯をいっぱいに張る」などと使われます。
基本的に、一つの容器に入る分量や、一つの限度ギリギリの状態に使われる言葉です。
「いっぱい」の例文
・『ドームが5万人の観客でいっぱいになる』
「たくさん」とは?
「たくさん」は「沢山」と書き、意味は以下の通りです。
1つ目は「数量が多いこと」という意味で、標準よりも数が多いことです。
2つ目は「数量が十分であること」という意味で、それ以上必要ないことです。
3つ目は「十分、または多すぎる様子」という意味で、「子だくさん」「盛りだくさん」などと使われます。
上記に共通するのは「必要量より多い」という意味です。
「たくさん」の使い方
「たくさん」は名詞・形容動詞として「たくさんだ・である」「たくさんの寄付」などと使われたり、副詞として「たくさん集める」などと使われたりします。
基本的に、数量が必要量よりも多くある様子に使われる言葉です。
「たくさん」の例文
・『たくさんのメッセージが寄せられた』
「たっぷり」と「いっぱい」と「たくさん」の違い
「たっぷり」は「時間や数量・度合いなどが十分にある様子」という意味です。
「いっぱい」は「一つの容器に入る分量」「一つの限度ギリギリの状態」という意味です。
「たくさん」は「数量が必要量よりも多くある様子」という意味です。
まとめ
今回は「たっぷり」と「いっぱい」と「たくさん」について紹介しました。
「たっぷり」は「十分にある」、「いっぱい」は「限度ギリギリである」、「たくさん」は「必要量よりも多くある」と覚えておきましょう。