毎日の食事の中には「主食」「主菜」「副菜」と呼ばれるものがあります。
これらはどういった食事のことを指すのか、どのような違いがあるのか。
この記事では、「主食」と「主菜」と「副菜」の違いを分かりやすく説明していきます。
「主食」とは?
「主食」とは、毎日の食事の中心となる食品のことを指しています。
いわば主役となる食品のことです。
その国や土地の文化の違いによって、「主食」となる食品は変わってきますが、日本では米・パン・麺類といったものが「主食」に該当します。
主として炭水化物を含む食品で、人間の活動に必要なエネルギーを供給してくれる食品です。
また「主食」とは、厚生労働省が示す「食事バランスガイド」における区分けされた料理グループの項目のひとつで、「主食」の他に「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」といった項目があります。
「食事バランスガイド」とは、健康を維持する為の食品の1日摂取量を、目安として項目別に示したものです。
世界各国で独自に策定されているものですが、日本では平成17年に厚生労働省と農林水産省の合同で策定されました。
「主菜」とは?
「主菜」とは、「主食」とされる食品以外で食事の中心となる食品のことを指しています。
いわば準主役となる食品のことです。
日本では、肉・魚・卵・大豆製品といったものが「主菜」に該当します。
主としてタンパク質・脂質・鉄分・ビタミン・ミネラルといったものを含む食品になります。
また、活動に必要なエネルギーも供給してくれます。
ですが、摂り過ぎると成人病などのリスクも出てくるので、「主食」や後述の「副菜」などとバランスよく摂ることが重要です。
「副菜」とは?
「副菜」とは、「主食」や「主菜」に添えられるように出される食品のことを指しています。
いわば脇役となる食品のことです。
日本では、野菜・キノコ類・イモ類・海藻といったものが「副菜」に該当します。
主としてビタミン・ミネラル・食物繊維といったものを含む食品になります。
摂取することで内臓の働きを助けたり、「主食」や「主菜」に含まれる栄養分の吸収を手助けしたり逆に抑制したりして、健康の手助けをしてくれる食品になります。
脇役的な食品なので、普段から意識していないと不足してしまいがちな食品ですが、健康を維持する為にはとても重要な役割を果たしています。
「主食」と「主菜」と「副菜」の違い
「主食」とは、日本では「米・パン・麺類」といったものであり、主として「炭水化物」を含む食品を指します。
「主菜」とは、日本では「肉・魚・卵・大豆製品」といったものであり、主として「タンパク質・脂質・鉄分・ビタミン・ミネラル」を含む食品を指しています。
「副菜」とは、日本では「野菜・キノコ類・イモ類・海藻」といったものであり、主として「ビタミン・ミネラル・食物繊維」を含む食品を指しています。
まとめ
「主食」「主菜」「副菜」どれも毎日の食事に欠かすことのできない食品です。
バランス良い食事で健康な毎日を送っていきましょう。