この記事では、「雑学」と「豆知識」と「うんちく」の違いを分かりやすく説明していきます。
「雑学」とは?
「雑学」は「ざつがく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「多方面にわたる、まとまりのない知識や学問」という意味で、あれこれやたらと幅広く物知りな様子を言います。
2つ目は「学問とは関係のない余計な知識」という意味で、よくそこまで知っていると思われるが、勉強には役に立たない内容のことです。
上記に共通するのは「とりとめのない知識」という意味です。
「雑学」の使い方
「雑学」は名詞として「雑学がある・ない」「雑学が豊富」「雑学ネタ」などと使われます。
基本的に、幅広くてすごいと思うが、勉強や仕事には役に立たない知識のことに使われる言葉です。
「雑学」の例文
・『彼は、成績は大したことはないが、雑学で右に出るものはいない』
「豆知識」とは?
「豆知識」は「まめちしき」と読みます。
意味は「本筋から外れているが、知っていると役に立つこと」で、本来の趣旨から外れているが、覚えておくと実生活で役立つ可能性が高いことを言います。
「豆」は小さいことから「小さな」という意味の接頭辞として使われ、「豆知識」で「ちょっとした知恵」になります。
「豆知識」の使い方
「豆知識」は名詞として「豆知識を得る・得た」「豆知識が役立つ・役立った」などと使われます。
基本的に、本来の趣旨から外れているが、覚えておくと役立つ可能性が高いちょっとした知恵に使われる言葉です。
「豆知識」の例文
・『光熱費を節約する為の豆知識を授けてもらった』
「うんちく」とは?
「うんちく」は「蘊蓄」と書き、意味は以下の通りです。
1つ目は「物を積み上げて蓄えておくこと」という元の意味で、「蘊」は「内部にためる」という意味、「蓄」は「たくわえること」という意味です。
元は中国から来た言葉ですが、れっきとした日本語です。
2つ目は上記から転じて「深く通じた学問や知識」という意味で、あるものごとについて細かい点までよく知っていることを言います。
上記に共通するは「内側にたくわえる」という意味です。
「うんちく」の使い方
「うんちく」は名詞として動詞を伴い「うんちくする・した」「うんちくを傾ける・傾けた」などと使われます。
基本的に、日常で使う場合、あるものごとについて非常に知識が深いことに使われる言葉です。
「うんちく」の例文
・『彼は中国の歴史についてうんちくを傾けた』
「雑学」と「豆知識」と「うんちく」の違い
「雑学」は「幅広くてすごいと思うが、勉強や仕事には役に立たない知識のこと」という意味です。
「豆知識」は「本来の趣旨から外れているが、覚えておくと役立つ可能性が高いちょっとした知恵」という意味です。
「うんちく」は「あるものごとについて非常に知識が深いこと」という意味です。
まとめ
今回は「雑学」と「豆知識」と「うんちく」について紹介しました。
「雑学」は「とりとめのない知識」、「豆知識」は「ちょっとした知識」、「うんちく」は「知識が深いこと」と覚えておきましょう。