「青ネギ」と「万能ネギ」と「長ネギ」の違いとは?分かりやすく解釈

「青ネギ」と「万能ネギ」と「長ネギ」の違いとは?言葉の違い【3語】

スーパーの野菜売り場でネギを買おうと思ったとき、その種類の多さにどれを買えばいいのか悩むことはありませんでしょうか。

すべて同じに見えるネギにも実はそれぞれ特徴があり、適した料理も変わってくるのです。

この記事では、「青ネギ」「万能ネギ」「長ネギ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「青ネギ」とは?

ネギには「葉ネギ」「根深ネギ」という二種類があり、青ネギは葉ネギの一種です。

その名の通り緑色の葉の部分が多いのが特徴です。

根本の付近から枝分かれしています。

全体的に柔らかい葉なので、生のままでも使うことが出来ます。

生の青ネギを小口切りにしたものはよく薬味やトッピングに使用されます。

火を通すことで甘みも感じられるようになります。

疲労回復に効くなど栄養も豊富ですが切ってしまうと時間が経つにつれ栄養が逃げてしまうので、使用する直前に調理するのがいいでしょう。


「万能ネギ」とは?

万能ネギは小ネギ、細ネギの一種で、青ネギの葉を若取りしたものです。

青ネギと同じく緑色の葉の部分が多く、青ネギより細いので小口切りにし薬味にするのに適しています。

実は「万能ネギ」は福岡で作られている九条細というブランドネギの商品名です。

なので福岡の「JA筑前あさくら」が認めないと万能ネギとは呼べません。

それを知らずに小ネギ、細ネギはすべて「万能ネギ」だと思っている方は多いのではないでしょうか。

ちなみに細ネギと見た目が似ている「あさつき」「わけぎ」はそれぞれまた別の種類の食用ネギです。


「長ネギ」とは?

青ネギと万能ネギは葉ネギでしたが、長ネギは根深ネギです。

白ネギとも呼ばれ、全体的に太く、白い茎の部分が長いのが特徴です。

太陽の光が当たらないように土寄せをして、白い部分が多くなるように育てられています。

葉ネギと違い生で食べると辛みがありますが、煮込んだり焼いたりして火を通すととろりとした甘い口当たりになります。

適した食べ方

葉ネギである「青ネギ」「万能ネギ」は生で食べても辛みが少ないので、生のまま小口切りにして料理の彩りに使うことが出来ます。

もちろん炒め物に使っても甘味が出ておいしいですし、色も綺麗です。

ニラの代わりにチヂミに使うことも出来ます。

「長ネギ」は生で食べるなら白髪ネギにして料理の上に飾ったり、小口切りにしてラーメンやそばのトッピングによく使われます。

炒めたり焼いたり煮込んだりしてもおいしいですし、いろんな料理に使うことが出来ます。

長ネギは冬になれば旬を迎えるのでさらに味の良いものになるでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

青ネギの緑色は少し料理に添えるだけでぐっと料理の見た目を彩りよいものにしてくれますし、白ネギは油と相性がいいので加えればいつもの炒め物もさらにおいしくなるでしょう。

どこでも手に入り使い勝手の良いネギ、今夜の晩御飯にぜひいかがでしょうか。