「ヘレ」と「ヒレ」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「ヘレ」と「ヒレ」の違いとは?言葉の違い【3語】

この記事では、「ヘレ」「ヒレ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ヘレ」とは?

ヘレとは肉の部位のことで、フィレやヒレと呼ばれることもあります。

牛肉だと背中の部分をロースと呼んでおり、その中でも腰に近い部位をサーロインといいます。

ヘレはサーロインの一部で、大腿骨と脊椎骨を結ぶ棒状の筋肉を指しています。

運動量が少ない部位なのでとても柔らかく、脂肪は少ないです。

1頭の肉のうち3%ほどにしかならないので、希少な部位といえます。

アメリカやオーストラリアではテンダーロインと呼ばれていて、きめ細やかな肉質で味が良いことから肉の女王と呼ばれることもあります。

ヘレは主に関西で用いられる呼び名です。


「ヒレ」とは?

ヒレは肉の部位を表す言葉で、ヘレやフィレと呼ぶこともあります。

牛肉だとステーキや焼肉、牛カツなどにして食べることが多いです。

豚肉だと豚カツにして食べることが多く、単にヒレカツというと豚肉のヒレカツを指します。

ヒレは少ししか取れない希少部位なので、最高級の部位とされています。


「ヘレ」と「ヒレ」の違い

ヘレもヒレも同じ部位の肉を指す言葉なので、違いは全くありません。

フランス語のfiletが語源で、フィレと発音します。

そのためフランス料理などでは、フィレと呼ぶことが多いです。

日本ではフィレからヒレやヘレと呼ぶようになりました。

ヒレという呼び名の方が一般的で、ヘレは主に関西で用いられている言葉です。

フィレを使った豚カツをヒレカツといいますが、地域やお店によってはヘレカツと呼ぶこともあります。

英語ではtenderloin(テンダーロイン)というので、日本でもアメリカ風のステーキハウス等ではテンダーロインと呼んだりもします。

まとめ

ヘレとヒレは同じ部位の肉を指しているので、違いはありません。

一般的にはヒレと呼ぶことが多いですが、関西など一部の地域ではヘレと呼んでいます。