「侍」と「将軍」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「侍」と「将軍」の違いとは?言葉の違い【3語】

この記事では、「侍」「将軍」の違いを分かりやすく説明していきます。

「侍」とは?

「侍」は、「さむらい」と読みます。

そんな「侍」の言葉は、人に仕えるという意味を有する「さぶらい」から生まれた言葉であると考えられています。

以上の事から「侍」は、武芸を活かして貴族とか武家に仕えていた者を意味しています。


「将軍」とは?

「将軍」は、「しょうぐん」と読みます。

漢字を見れば分かるように、ぐんを統率する者や引き連れる等の意味を持っている「将」の漢字に、兵士の集団とか戦いといった意味がある「軍」の漢字を付け足す事で成立した言葉です。

だからこそ「将軍」は、一軍を指揮する大将の事や、幕府の主宰者の職名である征夷大将軍の略語となっています。


「侍」と「将軍」の違い

「侍」「将軍」の違いを、分かりやすく解説します。

ともに武士に関連した言葉として使用されています。

まず「侍」は、武芸を駆使して武家や貴族に仕えていた者を示します。

もう一方の「将軍」は、武家の棟梁とされていた征夷大将軍の略語や、一軍を指揮する大将を意味する言葉として用いられています。

「侍」の例文

・『どうやら私の祖先は、侍だった様です』
・『記念に侍の格好で写真撮影を行いました』

「将軍」の例文

・『徳川家康が征夷大将軍になったのは、1603年です』
・『足利将軍家とは室町幕府の将軍職を世襲していた一家の事を表します』

まとめ

どちらも武士に関連した言葉として登場します。

もっとも指し示す意味には明確な相違点があるので、互いの言葉の意味を理解する事が大切です。

「侍」は、武芸を駆使して貴族や武家に仕えていた者を意味します。

対する「将軍」は、武家の棟梁で幕府の主宰者の職名である征夷大将軍を略したことばです。