商売などに関係する言葉で、「繁忙期」「繁盛期」「閑散期」というものがあります。
実際に商売されている方や、言葉について詳しい方にとっては違いが明確にわかるかもしれませんが、おさらいの意味も込めて、この記事では「繁忙期」と「繁盛期」と「閑散期」の違いを分かりやすく説明していきます。
「繁忙期」【はんぼうき】とは?
「繁忙期」とは、業務が忙しい時期、客が特に多い時期のことを指します。
商売事だけに限らず、一般企業の中でも使われることの多い言葉です。
「繁忙期」は、一年の中で決まって特に忙しい時期、客の多い時期のことを言い、一般的にそのサイクルが毎年繰り返されます。
「繁忙期」の時期は業界によってまちまちで、同じ業界の中でも、企業やお店によって細かく違う場合があります。
「繁盛期」【はんじょうき】とは?
「繁盛」は、賑わい栄えているという意味ですから、「繁盛期」とは、賑わい栄えている時期ということになります。
商売繁盛などという言葉もあることから、主に商売で使われる言葉です。
ですが「繁盛」と使う機会はあっても、「繁盛期」という使い方は一般的ではありません。
「繁盛」は、いわば儲かっていることを表す言葉で、儲かったかどうかは後になってみないと分からない部分もあるからです。
事前に、決まって儲かる時期は分かりにくいということです。
それに、賑わい栄えているということは客が多いということでもあり、そうすると「繁忙期」としてまとめられてしまうわけです。
「閑散期」【かんさんき】とは?
「閑散」は、する事がなくて暇なことという意味ですから、「閑散期」は、することがなくて暇な時期ということになります。
いわば、「繁忙期」の反対です。
「閑散期」は、一年の中で決まって特に暇な時期、客の少ない時期のことを言います。
そのサイクルが毎年繰り返す所、業界によって時期がまちまちな所は、「繁忙期」と同じです。
「繁忙期」の反対だからと言って、「繁忙期」以外が全部「閑散期」ということではなく、特に暇な時期、客の少ない時期だけが「閑散期」というわけです。
「繁忙期」と「繁盛期」と「閑散期」の違い
「繁忙期」は、一年の間で「特に忙しい」時期や「客の多い」時期のことを言います。
いくら忙しいと言えども、品質や客への対応の質を落とすことなく提供し続けることが重要な時期でもあります。
「繁盛期」は、賑わい栄えている時期いわば「儲かっている」時期のことです。
ですが、言葉としては一般的ではありません。
「閑散期」は、一年の間で「特に暇な」時期や「客の少ない」時期のことを言います。
時間の空いたこの時期に、企業は戦略を練ったり、お店は商売のアイデアを考えたりと、次の「繁忙期」に向けての足掛かりとなる大切な時期でもあります。
まとめ
「繁忙期」と「繁盛期」と「閑散期」の違い、理解して頂けましたでしょうか。
商売されている方や言葉に詳しい方にとっては、今更な話だったかもしれません。
最後まで読んて頂き有難うございました。
