「真っ白」と「白」は同じような意味ですが具体的にどのような違いで使い分けられているのでしょうか。
この記事では、「真っ白」と「白」の違いを分かりやすく説明していきます。
「真っ白」とは?
「真っ白」とは、「混じり気のない純粋な白色」を表す言葉です。
「真っ白」の「真」は他の要素が全く含まれていないことの表現です。
角度に全くズレがない正確な正面であることを「真正面」というように、白色であることに全く疑いがなく他の色を一切含んでいない状態を指して「真っ白」と表現します。
「白」とは?
「白」とは、「太陽光線を全て反射する色」もしくは「太陽光線を反射する色に近い系統の色」を表す言葉です。
物体の色は光の反射によって見え方が決まります。
光の反射率や吸収率によって色は変化しますが、太陽光線を一分の漏れもなく全て反射した時に見える色が「白」です。
実際に太陽光を完璧に反射する色はほとんどないので、一般的にはそのような色に近いさまざまな色を総称して「白」と呼んでいます。
オフホワイトやアイボリーホワイト、ミルキーホワイトや卯の花色などは全て「白」に当たります。
「真っ白」と「白」の違い
「真っ白」と「白」の違いを、分かりやすく解説します。
「真っ白」と「白」の違いは「純粋さ」です。
太陽光線を100%跳ね返す純粋な白色が「真っ白」で、他の色が混じっている白色系統の色が「白」と区別しています。
「白」と呼ばれるさまざまな色から混じっている他の色を取り除くと「真っ白」に変わります。
「白」の中でも完全なピュアホワイトが「真っ白」です。
「真っ白」の例文
・『壁を真っ白に塗る』
・『雪が降り一面真っ白になった』
「白」の例文
・『黒より白の方が好みだ』
・『白のクレヨンを使う機会はほとんどない』
まとめ
「真っ白」と「白」は混じり気の有無に違いがあります。
日常的によく使われる言葉なので正しく理解しておきましょう。