この記事では、「桜吹雪」と「花吹雪」の違いを分かりやすく説明していきます。
「桜吹雪」とは?
「桜吹雪」とは散った桜の花びらが風に乗って舞う様子です。
桜の花びらは薄紅色ですが、散ったこの花びらが風に乗って舞い上がり乱れ散る様子がまるで雪が吹雪いているように見えることになぞらえた表現になります。
本来は違う呼び方がされていましたが、桜の花びらが舞っていることを指すというのが字面でわかるように、現代では桜吹雪という呼び方がされるようになりました。
「花吹雪」とは?
「花吹雪」とは散った花びらが風に乗って舞う様子です。
古来日本では花という言葉は桜を指す意味で使われ、散った桜の花びらが風に乗って吹雪のように舞い散る様子を指す、今で言う桜吹雪を指す言葉でした。
その後花が他の花全般を指すようになったことから、桜だけでなく散った花びらが風に乗って舞う様子を指す言葉になったのが今の花吹雪です。
とは言え風に乗って乱れ散る花といえば桜が代表的なのは変わらないので、桜の花びらが舞う様子を表現するのにも使われます。
「桜吹雪」と「花吹雪」の違い
「桜吹雪」と「花吹雪」の違いを、分かりやすく解説します。
散った桜の花びらが風に舞う様子を吹雪に例えた言葉が「桜吹雪」で、散った花びらが風に舞う様子を吹雪に例えた言葉が「花吹雪」です。
現在では「桜吹雪」は桜だけに使う言葉で、「花吹雪」は桜じゃなくても散った花びらなら何にでも使えます。
風によって舞い散る桜の花びらを指す言葉としては「花吹雪」のほうが先にあり、あとから「桜吹雪」という言葉が生まれました。
まとめ
現在の言葉としては「桜吹雪」は風で舞い散る桜だけ、「花吹雪」は風で舞い散るなら桜以外の花でも良いと言うのが違いです。
ただし花吹雪も元々は今の桜吹雪と同じ意味の言葉であったため、同じ形で使われてきましたし、今でも風で桜が舞い散る様子を表す言葉としてどちらも同じように使われています。