「小売」と「メーカー」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「小売」と「メーカー」の違いとは?言葉の違い【3語】

この記事では、「小売」「メーカー」の違いを分かりやすく説明していきます。

「小売」とは?

「小売」とは製造者や卸売などの中間業者から商品を仕入れて消費者に販売することや、そういった商売をする企業です。

コンビニやスーパー、家電量販店に家具屋など、業態もどんな商品を取り扱っているかも問わず、他所の業者から商品を仕入れてそのまま消費者に売る店は「小売」になります。

お店の中にはその店舗で仕入れた原料を加工してそれを消費者に売る店もありますが、そういった自分で加工したものだけを販売する店は含まず、他の業者から仕入れたものを売る店だけが小売です。


「メーカー」とは?

「メーカー」とはなにかを製造する企業です。

英語の何かをつくる人というMakerがカタカナ語になったもので、元の言葉が製造業を指す意味もあった通りカタカナ語でも製造業を指します。

原料を仕入れてそれを加工したり組み立てたりして機械や道具や家具などを作る企業であったり、スマホアプリやパソコンのソフトウェアを作る企業もメーカーです。

中には直接消費者に販売する企業もありますが、そういった消費者への直接販売をしているかどうかはメーカーの定義とは関係ありません。


「小売」と「メーカー」の違い

「小売」「メーカー」の違いを、分かりやすく解説します。

商品を製造者や中間業者から仕入れて消費者に販売するのが「小売」で、その製品を製造するのが「メーカー」です。

「小売」は基本的に商品を自分で加工しませんが、「メーカー」は原料などを加工して製品を作るのが事業の柱です。

「小売」が商品を売る相手は消費者ですが、「メーカー」は製品を消費者に直接売っているのは一部だけで、多くは中間業者に製品を売っています。

まとめ

なにかの商品や製品を、中間業者などから仕入れて消費者に売るのが「小売」、作っているのが「メーカー」です。

流通としては「メーカー」が製品を作って卸売業者へと売り、その卸売が「小売」に卸してそれを消費者が買うという流れになります。

一部のメーカーは自分で製造から販売までを行いますが、自分で製造していて他の業者から仕入れて売っているわけではないので、消費者に売っていても小売ではありません。