「妖怪」と「お化け」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「妖怪」と「お化け」の違いとは?言葉の違い【3語】

この記事では、「妖怪」「お化け」の違いを分かりやすく説明していきます。

「妖怪」とは?

恐ろしい見た目の「妖怪」【ようかい】は、人間を奇怪な動きや現象で驚かせたり、怖がらせます。

例えば、清姫は裏切った者を邪念に包まれて蛇となり相手を追い詰めて行き、恨みをぶつける「妖怪」です。

また、不気味な見た目や人間から見ると説明ができないほど不思議な現象を起こします。

例えば、僧が持つ怨念が表れた「鉄鼠」【てっそ】はお金に執着心を持つ「妖怪」です。

このように、人間にも似た意地汚さや貪欲、邪念といったものを持つ化け物を指します。


「お化け」とは?

腰を抜かすほど異様な見た目に変って人を驚かせるのが「お化け」【おばけ】です。

例えば、ばけつの姿や鼻息、椅子になって人々を怖がらせます。

ただ、恐怖心を与えるだけではなく、どうして「お化け」になったのか人間に解読させて問題を解決することもあるのです。

また、子ども向けでは仲良くかくれんぼしたり、ぐっすり寝るにはどのようにすればいいか課題を与えて解決する「お化け」もいます。


「妖怪」と「お化け」の違い

ここでは「妖怪」「お化け」の違いを、分かりやすく解説します。

大人の世界では、人間の欲や恨み、邪念が恐ろしい見た目となって出るものを「妖怪」と呼びます。

不可思議な力で人をさらったり、悪さする者を驚かせて追いやる場合もあるのです。

もう一方の「お化け」は、子どもの世界では可愛らしい見た目の化け物を指します。

例えば、うまく洋菓子が焼けるようピンク色の化け物が出てきたり、早く起きられるよう協力するもの、仲直りの方法を伝える「お化け」が揃うのです。

そんな「お化け」は妖怪や化け物を含めて表す総称となり、「妖怪」は日本古来より怪奇現象を起こすため、時間や場所を見計らって表れる化け物を指します。

まとめ

見た目が恐ろしい「妖怪」に対して、可愛らしいものが揃う「お化け」には他にも違いがあります。

どう違うか具体的に深堀してみるのも面白い発見となるでしょう。