この記事では、「八宝菜」と「野菜炒め」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「八宝菜」とは?
たっぷりの野菜を中心に、魚介類と肉を入れて炒めた具をたっぷりかけた料理を「八宝菜」【はっぽうさい】といいます。
8種類の具材を入れるのが一般的であり、イカ、きくらげ、海老、さやいんげん、うずらの卵、豚こま、青梗菜、椎茸、人参、白菜が人気です。
食べやすい大きさに切り、炒めたら片栗粉でとろみをつけて、ごま油で香りと味付けするところが個性になります。
元々、中国ではたくさんの具を入れて作る野菜料理であったので「八宝菜」と呼ぶ料理です。
「野菜炒め」とは?
人参や茄子、ほうれん草、椎茸、牛蒡、玉葱といった食材を油で炒める料理を「野菜炒め」【やさいいため】といいます。
例えば、人参やキャベツ、椎茸を食べやすく切り、フライパンに油をしき、中火で火を通すのです。
中には生姜やにんにくをすりおろしたり、輪切りにして炒めて味付けする調理方法もあります。
トマトやパプリカ、ししとうといった色つきの野菜から彩りを考えて調理するのも「野菜炒め」の魅力です。
「八宝菜」と「野菜炒め」の違い
ここでは「八宝菜」と「野菜炒め」の違いを、分かりやすく解説します。
中国料理の1つであり、8種類の具材を炒めて作るのが「八宝菜」です。
白菜や豚バラの薄切り肉、海老、イカ、干し海鼠【ほしなまこ】、筍、きくらげ、椎茸、葱、うずらの卵といった食材から選びます。
胡椒や塩で味を整えて、片栗粉でとろみを付けて完成です。
もう一方の「野菜炒め」はフライパンで自分が好きな野菜を選んで組み合わせた食材を炒めます。
味付けは塩や七味唐辛子、生姜、胡椒と自分が好きな味付けで作るところが「八宝菜」とは違うところです。
何も味付けせず、皿に盛った後に醤油やソースをかけて食べる人もいます。
まとめ
野菜を使った料理を2つご紹介しました。
ただ、味付けや入れる具材に違いがありますので、資料を見て、実際に自分で作ってみるとその違いが分かるでしょう。