「土砂災害」と「地すべり」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「土砂災害」と「地すべり」の違いとは?言葉の違い【3語】

この記事では、「土砂災害」「地すべり」の違いを分かりやすく説明していきます。

「土砂災害」とは?

「土砂災害」は、「どしゃさいがい」と読みます。

つちやすなという意味を持っている「土砂」の漢字に、台風とか地震等の自然現象や事故とか火事によって受ける思わぬわざわいという意味の「災害」を付け加えた言葉です。

以上の事から「土砂災害」は、大雨や地震等により生じてしまう、土石流や地すべりに崖崩れとか、火山の噴火により発生する溶岩流や火砕流といった災害を示します。


「地すべり」とは?

地すべりは、「じすべり」と読みます。

じめんとかだいちという意味の「地」の漢字に、すべる事を意味する「すべり」の文字を付け足した言葉です。

だから「地すべり」は、傾斜地の地表が徐々に下方に移動して行く現象や、状況が大きく変化してしまう事を表します。


「土砂災害」と「地すべり」の違い

どちらも災害時に登場する言葉なので、混同するかもしれません。

とはいえ表現する意味の幅には違いも見られ、「土砂災害」は大雨や地震といった災害時に生じる、土石流や地すべり、崖崩れに火砕流といった人命や財産を失う様な災害を意味する言葉です。

「地すべり」は、そんな「土砂災害」の一種で、傾斜地の地表が下方に移動してしまう現象です。

まとめ

2つの言葉は、使用している文字も読み方も全然違っていますが、どちらも災害に関連した言葉です。

ただし意味の幅に違いがあり、「土砂災害」は、地震や大雨等が原因で起こる土石流とか地すべりに、崖崩れといった災害を表す言葉です。

対する「地すべり」は、雨や雪等が原因で傾斜の地表が徐々に下方へと移動してしまう現象で、「土砂災害」の一種です。