この記事では、「土砂崩れ」と「がけ崩れ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「土砂崩れ」とは?
山の表面に雨水が大量に入り込むと土に水が混じって重みがある土砂になり、耐え切れなくなって一気に崩れ落ちるのが「土砂崩れ」【どしゃくずれ】です。
土砂がかなり速く流れ落ちていくと木々をなぎ倒し、家屋を潰して麓まで一気に崩れ落ちていきます。
傾斜がきつい谷でも起こる自然現象でもあり、かなり大量の雨が降る豪雨により引き起こされる崩壊を指すのです。
また、地面が大きく揺れる地震によって引き起こされる「土砂崩れ」もあり、日本では何度も大規模な崩れが起こっています。
「がけ崩れ」とは?
雨水が時間をかけて地中にしみていき、重みを含んだ斜面が急に崩れてしまう現象を「がけ崩れ」【がけくずれ】といいます。
土砂が崩れると、高ければ50mにもなるほど多くの土や砂が積み上がり、突然発生する現象を指すのです。
それだけ土に水分を大量に含むと山の傾斜に留まる力が弱まり、抵抗力を失うと一気に落ちます。
このような「がけ崩れ」が起きる原因としては、融雪や豪雨といったものが大きく関わっているのです。
「土砂崩れ」と「がけ崩れ」の違い
ここでは「土砂崩れ」と「がけ崩れ」の違いを、分かりやすく解説します。
山の表面に雨が大量に降って土に含んだとき、重みを含んだ土砂がいっきに流れ落ちることを「土砂崩れ」といいます。
傾斜がきついほど崩れていく速さは増し、家の損傷も激しくなるのです。
3倍ほどの範囲に土砂が広がって流れ、粘土層に入り込んだ雨水が蓄積されていくと地面が下に向かって動きます。
もう一方の「がけ崩れ」は突発的に起きる現象で、大量に水が地面の中に入り込むと崖が速く落ちていく現象で、急傾斜地が崩れたり壊れてしまうのです。
まとめ
2つとも「崩れ」を指す現象ですが、「土砂」と「崖」にはまた違いがあります。
資料や動画を見て、実際にどういった自然現象か比較してみましょう。