この記事では、「南天」と「ナナカマド」の違いを分かりやすく説明していきます。
「南天」とは?
「南天(ナンテン)」は、中国が原産で、メギ科ナンテン属に分類されている常緑低木です。
樹高は1m〜3mくらいあります。
「南天」の開花時期は5月〜6月頃で、白色の小花が多数咲きます。
乾燥させた実は「南天実(なんてんじつ)」として、薬用に利用されています。
「南天」の別名には、「ナンテンチク(南天竹)」などが挙げられます。
さらに、「南天」の英語表記は「heavenly bamboo」になります。
「南天」の花は夏の季語に、実は冬の季語になっています。
「南天」の花言葉には、「私の愛は増すばかり」、「機知に富む」、「福をなす」、「良い家庭」などがあります。
「ナナカマド」とは?
「ナナカマド(七竈・花楸樹)」は、バラ科ナナカマド属に属している落葉小高木、または高木です。
「ナナカマド」の名前の由来には諸説あります。
「ナナカマド」の樹高は3m〜12m程度です。
開花時期は5月〜7月頃で、白色の小花を多数咲かせます。
秋には赤色の実がなり、野鳥が食べに来ます。
「ナナカマド」の別名には、「オオナナカマド」、「エゾナナカマド」、「ヤマナンテン」、「ライデンボク(雷電木)」などがあります。
さらに、「ナナカマド」は英語で「Japanese Rowan」と表記してます。
また、「ナナカマド」の花言葉には、「私と一緒にいれば安心」、「解毒力と慈悲」、「慎重」、「賢明」、「安全」、「思慮分別」などがあります。
「南天」と「ナナカマド」の違い
「南天」と「ナナカマド」の違いを、分かりやすく解説します。
「南天」はメギ科ナンテン属で、「ナナカマド」はバラ科ナナカマド属に属しています。
また、「南天」は低木で、「ナナカマド」は小高木や高木なので、「南天」よりも樹高があります。
「南天」と「ナナカマド」には、これらのような違いが見られます。
まとめ
今回は「南天」と「ナナカマド」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「南天」と「ナナカマド」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。