この記事では、「更正」と「校正」の違いを分かりやすく説明していきます。
「更正」とは?
「更正」は、「こうせい」と読みます。
漢字を見れば分かるように、変えるや変わる、改める等の意味を所有する「更」の漢字に、ただしいとか直すという意味の「正」の漢字の組み合わせです。
以上の事から「更正」は、改め正しくする事や間違いを直すという意味です。
「校正」とは?
「校正」は、「こうせい」と読みます。
漢字を見れば分かるように、学びとか教育を施す等の意味を有する「校」の漢字に、ただしいや間違いない等の意味がある「正」の漢字を付け足す事で成立しています。
だから「校正」は、文字や文章の誤りを正す事とか、目盛りの補正等を行う事を意味します。
「更正」と「校正」の違い
「更正」と「校正」の違いを、分かりやすく解説します。
「更正」は、主に税務用語として使われており、改める事で正しくするという意味があります。
一方「校正」は、主に文章とか文字を正すという意味で使われているのです。
「更正」の例文
・『税の申告を更正する必要があります』
・『税務署による更正決定に対して、不服申し立てを行う事が可能です』
「校正」の例文
・『漏れがない様に校正するのはかなり手間が掛かる作業です』
・『校正担当者にメールで連絡しておきます』
まとめ
二つ言葉には、「正」という同じ漢字が使用されている上に、どちらも同じ読み方をする言葉となっています。
加えて、正しくするという意味を有する言葉同士ですが、使われ方に違いがあるので、そこを踏まえる事が重要です。
「更正」は、税務用語として使用されており、税の申告等の誤りを税務署が正すという意味で使われます。
対する「校正」は、特に文章や文字の誤りを正すという意味の言葉として用いられているのです。
