この記事では、「炒り卵」と「卵焼き」と「スクランブルエッグ」の違いを分かりやすく説明していきます。
おいしい卵料理を探しにいきましょう。
「炒り卵」とは?
炒り卵(いりたまご)とは、卵をフライパンに割りいれて、そぼろ状にした卵料理のこと。
炊き立てのご飯にかけるとおいしい、人気の朝ごはんメニューです。
おいしい炒り卵を作るポイントは、雪平鍋に卵を入れて、数本の菜箸でよくかき混ぜること。
複数の箸で一気にかき混ぜると、ポロポロの卵に仕上がりやすくなります。
金平糖のように小さな粒をしているので、小さなお子さんでも食べやすい料理になっています。
「卵焼き」とは?
卵焼き(たまごやき)とは、四角い形をした厚焼き玉子のこと。
お出汁と卵のやさしい風味が香り立ちます。
卵焼きは専用の卵焼き用フライパンに、溶き卵を少しずつ入れて、じっくり焼いていきます。
またウインナーやネギ、海苔などの具材を入れると、オリジナルの味に仕上がります。
冷めてもおいしいので、お弁当の定番メニューとなっています。
「スクランブルエッグ」とは
スクランブルエッグとは、トロリとした柔らかい卵料理のこと。
オムレツを崩したような、フワフワした食感のメニューです。
もともとはイギリスからやって来たひと皿なので、ホテルの朝食バイキングにもよく出てきます。
スクランブルエッグは溶き卵に塩コショウ、生クリームを加えて焼いていきます。
焼きすぎると食感が悪くなるので、手早く調理することも美味しく仕上げるコツです。
お好みでベーコンやミニトマトを添えると、豪華なワンプレートになります。
「炒り卵」と「卵焼き」と「スクランブルエッグ」の違い
それぞれ卵をつかった、シンプルな料理です。
炒り卵は「炒る」と書きます。
「炒る」には、水分がなくなるまで熱を加えるという訳があります。
そのため水分を飛ばしながら、じっくり焼いた料理が「炒り卵」。
菜箸でよくかき混ぜるので、ポロポロとした仕上がりになります。
また卵焼きは、厚みのあるだし巻き卵のこと。
卵の層が細かく分かれ、まるでミルクレープのようです。
そしてスクランブルエッグは、洋風の卵料理。
スクランブルには「さっとかき混ぜる」という訳があります。
そのため長時間じっくり加熱しない、半生状態のたまご料理をスクランブルエッグといいます。
まとめると、雪平鍋でじっくり炒めた卵料理が炒り卵。
卵焼き用のフライパンで、手間暇かけて巻いた卵料理が卵焼き。
フライパンでさっと混ぜ合わせた、洋風の卵料理がスクランブルエッグです。
いずれも卵料理の定番メニューです。
まとめ
「炒り卵」と「卵焼き」と「スクランブルエッグ」の違いを分かりやすくお伝えしました。
3つとも人気の卵料理です。
炒り卵はそぼろ状にした、フレーク状の卵料理のこと。
卵焼きはぶ厚い、だし巻きの卵料理です。
そしてスクランブルエッグはホテルバイキングに出てくる、オムレツに似たたまご料理です。