この記事では、「勝ち越し」と「逆転」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「勝ち越し」とは?
試合で勝てず苦労していた状況から抜け出し、勝つことを「勝ち越し」【かちこし】といいます。
使い方としては、「勝ち越しを決めた」といい、同点であった状態から1点決めて勝った状況を指すのです。
相撲界では敵に勝ち越せば給料も上がるので、力士は体をぶつけ合って昇給を狙います。
このように、負けている状態からではなく、4対4と同じ得点であったとき勝つことを指すのです。
「逆転」とは?
本来であれば右向きにするべきところが、反対方向を向いてしまったことを「逆転」【ぎゃくてん】といいます。
このようなところから、物事が反対向きになってしまう状況を指すのです。
使い方としては、「試合が終わる5分前に逆転した」と土壇場で勝つ状況になると伝えます。
このように、今まで勝てず負けている状況から反撃して勝つ状態を指すのです。
「勝ち越し」と「逆転」の違い
ここでは「勝ち越し」と「逆転」の違いを、分かりやすく解説します。
同点であった状態から勝ち抜いたことを「勝ち越し」といいます。
サッカーでは勝つのが難しい強敵と試合していたとき、もう試合が終わりそうになってゴールを決めて勝った状況を「勝ち越した」と伝えるのです。
もう一方の「逆転」は今まで負けていた状況から順位に順番が上がったり、形勢が自分の方に向いて勝てる状態になったと伝えます。
それだけもう負けが見えている悲惨な状況が、良い方向に大きく変わった状況を指すのです。
「勝ち越し」の例文
・『勝てると思っていなかったチームに見事勝ち越した』
・『後半に得点を入れて、相手チームに見事勝ち越した』
「逆転」の例文
・『あと10分で試合が終わるとき、逆転して驚いた』
・『形勢が大きくこちら側へ傾き、チームは逆転勝利した』
まとめ
勝つところは同じですが、同じ得点であったか、負けていた状況かにより使い方が異なります。
自分なりに、もう少し深堀してみるのもいい学習方法になるでしょう。