「勝ち越し」と「逆転」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「勝ち越し」と「逆転」の違いとは?言葉の違い【3語】

この記事では、「勝ち越し」「逆転」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「勝ち越し」とは?

試合で勝てず苦労していた状況から抜け出し、勝つことを「勝ち越し」【かちこし】といいます。

使い方としては、「勝ち越しを決めた」といい、同点であった状態から1点決めて勝った状況を指すのです。

相撲界では敵に勝ち越せば給料も上がるので、力士は体をぶつけ合って昇給を狙います。

このように、負けている状態からではなく、4対4と同じ得点であったとき勝つことを指すのです。


「逆転」とは?

本来であれば右向きにするべきところが、反対方向を向いてしまったことを「逆転」【ぎゃくてん】といいます。

このようなところから、物事が反対向きになってしまう状況を指すのです。

使い方としては、「試合が終わる5分前に逆転した」と土壇場で勝つ状況になると伝えます。

このように、今まで勝てず負けている状況から反撃して勝つ状態を指すのです。


「勝ち越し」と「逆転」の違い

ここでは「勝ち越し」「逆転」の違いを、分かりやすく解説します。

同点であった状態から勝ち抜いたことを「勝ち越し」といいます。

サッカーでは勝つのが難しい強敵と試合していたとき、もう試合が終わりそうになってゴールを決めて勝った状況を「勝ち越した」と伝えるのです。

もう一方の「逆転」は今まで負けていた状況から順位に順番が上がったり、形勢が自分の方に向いて勝てる状態になったと伝えます。

それだけもう負けが見えている悲惨な状況が、良い方向に大きく変わった状況を指すのです。

「勝ち越し」の例文

・『勝てると思っていなかったチームに見事勝ち越した』
・『後半に得点を入れて、相手チームに見事勝ち越した』

「逆転」の例文

・『あと10分で試合が終わるとき、逆転して驚いた』
・『形勢が大きくこちら側へ傾き、チームは逆転勝利した』

まとめ

勝つところは同じですが、同じ得点であったか、負けていた状況かにより使い方が異なります。

自分なりに、もう少し深堀してみるのもいい学習方法になるでしょう。