「仮想」と「論理」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「仮想」と「論理」の違いとは?言葉の違い【3語】

この記事では、「仮想」「論理」の違いを分かりやすく説明していきます。

「仮想」とは?

「仮想」は、「かそう」と読みます。

漢字を見れば分かるように、かりや一時的な見せ掛け等の意味を持っている「仮」の漢字に、心に思い浮かべるとか考えという意味の「想」の漢字を付け足した言葉です。

だからこそ「仮想」は、実際には存在しない事物を仮にあるものとして考える事を表すのです。


「論理」とは?

「論理」は、「ろんり」と読むのが正しい読み方となっています。

漢字を見れば分かるように、筋道を立てて述べるとか、筋を通した意見という意味を有する「論」の漢字に、ことわりや物事の筋道という意味がある「理」の漢字を組み合わせる事で誕生した言葉です。

以上の事から「論理」は、考えとか議論を進めて行くための筋道を示します。


「仮想」と「論理」の違い

「仮想」「論理」の違いを、分かりやすく解説します。

表現する意味が違っているので、それぞれの言葉の意味さえ把握すれば、問題なく使い分けが出来ます。

まず「仮想」は、実際には存在していない事物をあるものと想定して考える事を意味するのです。

一方の「論理」は、議論とか考えを進めて行くための筋道を意味しています。

「仮想」の例文

・『例の国を仮想敵国として軍備の増強を行うべきです』
・『彼は仮想通貨で大儲けしました』

「論理」の例文

・『彼女の論理は飛躍し過ぎていて理解出来ません』
・『建設的な議論を行うには、論理的な思考が必要です』

まとめ

指し示す意味にも相違点があるので、互いの言葉の意味さえ踏まえれば、使い分けで苦戦することはないと言えます。

「仮想」は、存在していない事物を仮にあるものだと考えてみる事を意味する言葉として使われています。

対する「論理」は、考えや議論を進めて行くための筋道という意味を持つ言葉です。