この記事では、「交易」と「交流」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「交易」とは?
日本から海外に向けて品物を届けて、またそこで現地の物と交換することを「交易」【こうえき】といいます。
例えば、米国からは小麦やじゃが芋、大豆といった食材を輸入して、日本からは車や帆立、アルコール飲料、高級牛肉を輸出するのです。
欧米からアジアに至るまで様々な国からの輸入、輸出は相手の国と良い関係性を築き上げるのに大事な役目になります。
「交流」とは?
相手の家に行って食事したり、海外から来てもらい、招待することを「交流」【こうりゅう】といいます。
例えば、中国から政治家を招いて日本の歴史を伝えたり、どこで何を製造しているか工場内を見てもらうのです。
このように、日本ではない国の人たちや他社の従業員を招き入れて一緒に行動し、距離を近づける行為を指します。
「交易」と「交流」の違い
ここでは「交易」と「交流」の違いを、分かりやすく解説します。
韓国や米国といった貿易相手に物品を輸出して、輸入することを「交易」といいます。
海外からも積極的に食材や服、機械を輸入して国を活性化させる「貿易収支」は毎年人々の行動や物価の上昇により変わってくるのです。
もう一方の「交流」は日本に住んでいない国の人を国内に招き入れて、心を通わせます。
また、異なる組織の人を招いては食事会したり、言語や文化に触れるのです。
「交易」の例文
・『輸出国の台湾は交易する日本において重要な国だ』
・『今年度の交易収支により、日本の経済の現状を知る』
「交流」の例文
・『野球選手の彼は、通訳を交えて監督と交流した』
・『中東アジアに渡り、耳の不自由な村人と手話で交流した』
まとめ
まじわるという意味が強く出ていますが、「易」と「流」の違いによりまた異なる使い方ができます。
どういった状況で使うかに焦点を当てて、使ってみるといいでしょう。