「ミシュラン」と「ミシュランガイド」は表記も読み方もとてもよく似た言葉ですが、意味の違いはあるのでしょうか。
この記事では、「ミシュラン」と「ミシュランガイド」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ミシュラン」とは?
「ミシュラン」はフランス語の“Michelin”をカタカナで表記した言葉で、「フランスのタイヤメーカー」またはその商品名を意味します。
1889年にアンドレとエドゥアールのミシュラン兄弟によって設立され、現在は世界トップクラスのタイヤメーカーのひとつとして有名です。
「ミシュランガイド」とは?
「ミシュランガイド」は“Le Guide Michelin”を日本語読みにした言葉で、フランスのタイヤメーカー「ミシュラン」によって発行されている「レストランやホテルなどのガイドブック」を意味します。
同社の顧客サービスおよびタイヤの販売促進を目的に、地図と一緒に編纂されたのがきっかけで誕生したといわれています。
「ミシュラン」と「ミシュランガイド」の違い
「ミシュラン」と「ミシュランガイド」の違いを分かりやすく解説します。
「ミシュラン」は「フランスのタイヤメーカーの名称」を意味します。
本社はフランスのクレルモン=フェランに位置し、自動車だけでなくバイクや自転車、航空機、農業機器などに適するタイヤを製造販売しています。
タイヤのほか、1894年にフランスで開催された万国博覧会がきっかけで生まれた「ミシュランマン」というキャラクターも有名です。
一方、「ミシュランガイド」は先述の「ミシュラン」が発行するガイドブックを意味します。
「赤色の表紙」のものは「レストランとホテル」を紹介するガイドブック、「緑色の表紙」のものは「観光地」を紹介するガイドブックになっており、店舗やスポットを1つから3つまでの星印で格付けしているのが特徴です。
「ミシュランガイド」は世界的に普及しているガイドブックのため、一つでも星印を獲得した店は売り上げがアップするといわれています。
まとめ
「ミシュラン」は「フランスのタイヤメーカー」を示し、「ミシュランガイド」は「タイヤメーカーのミシュランが発行するガイドブック」を示します。
飲食店やホテルを探す際、旅行に行く際にはぜひ「ミシュランガイド」を参考にしてみましょう。