この記事では、「タイプライター」と「ワープロ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「タイプライター」とは?
タイプライターとは、鍵盤を指で叩いて文字や記号を紙に印字する機械のことをいいます。
タイプライターが普及するまでは、口述したものを書記や秘書が聞き取り文字にしたものを清書していました。
筆記業務を高速化したり、原稿を綺麗に清書したりすることを目的にタイプライターが誕生したのです。
タイプライターは英語のtypewriterをそのまま日本語読みした言葉で、タイプライターを打つ職業の人はタイピスト(typist)と呼ばれていました。
「ワープロ」とは?
ワープロとはワードプロセッサー(word processor)の略語で、コンピューターで文字や記号を入力し編集したり印刷したりするソフトウェアや専用機のことをいいます。
日本語のワープロ専用機が誕生したのは1977年で、コンピューターによるかな漢字変換の仕組みが取り入れられました。
中小企業や個人宅などで幅広く使われるようになりますが、ワープロソフトを搭載したパソコンが普及したことでワープロ専用機は生産が終了しました。
ワープロソフトには、マイクロソフトのWordやジャストシステムの一太郎などがあります。
「タイプライター」と「ワープロ」の違い
タイプライターもワープロも文字や記号などを印刷するためのものです。
タイプライターをデジタル化したのがワープロになります。
ワープロにはソフトウェアを指す場合とワープロ専用機を指す場合があります。
タイプライターよりもワープロの方が、間違った文字などの修正を簡単に行えます。
タイプライターの場合、一度印刷したところのインクを吸い取ったり塗りつぶしたりしてその上に新たな文字や記号を印字します。
まとめ
タイプライターもワープロも文字や記号などを印刷するためのものです。
間違った文字の修正などは、タイプライターよりもワープロの方が簡単に行えます。